東京港区のITOCHU SDGs STUDIOにある「こどもの視点カフェ」では、こどもの視点で作られたVRコンテンツ「4mの大人たち」の体験イベントが行われている。
「こどもの視点カフェ」は、こどもとの暮らしや大人も含めた社会の在り方について考える体験型展示「こどもの視展」などを手掛ける団体「こどもの視点ラボ©️」らが展開する、体験型スペース。こどもにとっての「頭の重さ」、「朝食の大きさ」、「時間の感じ方」、「重すぎるランドセル」などが体験できるコンテンツが常時開催されている。
店内では飲食も可能となっており、こどもの視点で、一般的なフードやドリンクがどれだけ大きいかが体験できるオリジナルメニューも提供中だ。
今回新たにスタートした「4mの大人たち」は、「こどもの視展」で人気だった展示のひとつで、こどもの目線から「大人が立ったまま叱ると、こどもはどのくらい怖いのか?」が疑似体験できるVRコンテンツだ。
もし、大人がこどもサイズになった場合、周囲の大人たちは4mの巨人サイズということになる。「4mの大人たち」は、そんな巨大生物に見下されながら、怒られる様子をVR映像で擬似的に体験できるという内容になっている。
他にも、赤ちゃんの頭を大人サイズ(長さ約45cm、重さ約21kg)にスケールアップした「ベイビーヘッド」や、牛乳やトーストを2歳児からの視点でリサイズした「2歳の朝食」、こどもの時間感覚を定点カメラで体験できる「いとちゃんの30分」など、ユニークな発想の作品が体験可能だ。
場所は東京都港区北青山にあるITOCHU SDGs STUDIO、料金は無料だが、展示作品はカフェを利用した場合のみ体験可能となっている。営業時間は9時30〜17時30分、定休日は月曜日のため週末でも楽しめる。
訓練施設や医療現場での活躍も期待されているVR技術。近年ではスマホでも手軽に利用できる身近なものとなってきたが、圧倒的な没入感がもたらす体験は、ユーザーに大きなインパクトをもたらすものだ。興味のある人は、ぜひ遊びにいってみよう。
【参照ページ】ITOCHU SDGs STUDIO
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斉藤雄二
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