傘のシェアリングサービス「アイカサ」の傘立てスポット数が全国で約1,600カ所を突破、都内の約半数の駅でアイカサが利用可能となった。また、街全体で使い捨て傘の削減を目指すプロジェクトの第一弾として「傘のいらない街 渋谷」を開始する。
アイカサとは、急な雨のときにスマホアプリを使って簡単に傘をレンタルできるサービスである。また、目的地に着いたら、近くのアイカサスポットで傘を返却できるので傘を持ち歩かなくて済む。アプリ登録者数55万⼈を超える注目のサービスだ。
同社では、2022年度より大手企業などと連携して、日本で年間約8,000万本消費される使い捨て傘の廃棄をゼロにすることを目指した「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」を始動。
この度、パートナー企業数が増えて合計13社(2024年6月現在)となり、アイカサ全体の傘立てスポット数は都内全域、関東、関⻄、愛知、岡山、福岡、佐賀、北海道などの12都道府県で約1,600カ所を突破。東京駅や新宿駅をはじめとした都内の約半数の駅で利用可能となった。
さらに、同社では、街全体で使い捨て傘の削減を目指す「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for City」を発表。その第一弾として、「傘のいらない街 渋谷」を始動する。これは、渋谷駅半径600mに、コンビニの店舗数を超える100カ所以上のレンタル傘立てを設置するというものだ。
これにより、使い捨て傘をゼロにすることはもちろんのこと、急な雨でも移動制限や予定変更をすることなく快適に街歩きを楽しめる環境づくりを目指している。今後は、都内を中心に多くの自治体と連携して街全体の使い捨て傘ゼロの実現を目指していくとのこと。
加えて、ペットボトルの再生素材を100%使用して作られた「サステイナブルな傘」の提供を開始する。再生素材を活用することにより、傘の製造過程での環境負荷を抑えることが可能となる。このサステイナブルな傘は順次、新規スポットに設置される予定だ。
日本では年間約1億2,000万~3,000万本もの傘が消費されており、中でも、ビニール傘は1回しか使っていないのに失くしてしまったり、壊れて捨てられたりするのが現状だ。このような、大量生産・大量消費・大量廃棄の過程では二酸化炭素を多く排出するため、地球温暖化にもつながってしまう。
これからは、急な雨のときは、傘を購入するのではなくシェアする。傘のレンタルは簡単で、購入するよりも手頃である。近くにアイカサスポットがあれば、ぜひ利用してみてほしい。
【参照サイト】アイカサ
【参照ページ】2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト
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あゆみ
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