株式会社ECOMMIT(エコミット)は、同社が運営する不要品回収サービス「PASSTO(パスト)」の衣類回収ボックス利用ユーザーとさすてなポイント登録者を対象にした、「サステナビリティ消費の動向調査」の結果を発表した。
調査によると、回答数155件のうち、61%が「環境に貢献できること」を理由に回収ボックスを利用し、43%が衣類回収ボックスの利用を目的に、設置店舗へ来館していることがわかった。
PASSTOとは、使わなくなった不要品を回収し、選別からリユース・リサイクルまでを一貫して行う資源循環サービスだ。
商業施設やマンションの共用部など、さまざまな場所に回収ボックスを設置し、個人が気軽に回収活動に参加できるようになっている。
回収・選別・再流通の全工程をデータ化し、リユース・リサイクル率やCO2削減量などを可視化することで、企業や自治体のサステナビリティ推進をサポートする仕組みだ。
またPASSTOは、環境省が実施しているさすてなポイント(企業や自治体が生活者の環境に配慮した行動に対してポイントを発行する取り組み)にも参加しており、不要な衣類などをPASSTOの回収ボックスに入れると、ポイントが付与される。
アンケート回答者に、「これまでに回収ボックスに投函することを目的に商業施設に来館されたことはありますか」と質問したところ、43%が「ある」または「よくある」と回答した。
回収ボックスを利用したことがある人に利用頻度を聞いたところ、「3〜5回」が31%、「1回」が30%、「2回」が24%という結果に。1回と答えた人は全体の30%となっており、それ以外はすべて年間2回以上利用していることがわかった。
「回収ボックスの利用動機」を見ると、1位が「環境に貢献できると思ったら」の61%、2位が「『次の人につなげる』というコンセプトに共感」の40%だった。
回収ボックス利用後の意識変化を見ると、1位が「捨てる以外の選択肢を考えるようになった」の55%、2位「無駄にものを買わないようにするようになった」、3位「環境課題についてより考えるようになった」23%と続いた。
今回の調査結果を見ると、PASSTOのようなサービスを利用したことがない人にくらべ、1度でも利用したことがある人は、確かに環境課題について、より関心を持つことがわかった。
Life Huggerでも、これまで多くの回収サービスやリユース・リサイクルの取り組みを紹介してきた。身近なところでも気軽に参加できるものばかりだ。興味がある人は、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
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斉藤雄二
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