小学生にもなると、学校や習い事の行き帰り、留守番など子どもが一人で行動する機会が増える。もしかすると、災害はそんなときに起こるのかもしれない。株式会社千趣会は、9月1日の「防災の日」を前に、「小学校低学年前後の子どもが一人で過ごしているときに、災害が起きてしまったら」という場面を想定し、自社が運営する通信販売のベルメゾンにて子ども向け防災ポーチ2種の販売を開始した。
ラインナップは以下の通り。
- 「ミニ防災ノート付きフック付きポーチ」
ポーチには、鍵をつけるループがついており、背面にはティッシュポケットがある。ストラップがついているので、普段からランドセルなどにつけて携帯することができる。防災ノート(付属)には、子どもの情報、家族の連絡先、集合場所などを書き込めるようになっている。万が一、親と離れた場所で被災した場合、子どもが周りの大人に助けを求めるにも、自身や家族のことを上手く説明できるとは限らない。そのようなときに、このノートを近くの大人に見せることで大きな手助けとなってくれることだろう。
- 「親子で作る防災セットのための手帳型ポーチ」
ポーチの中には、オープンポケット7つ、透明ポケット2室が用意されている。オープンポケットには、ばんそうこう、ホイッスル(笛)、トイレなどの絵が描かれているので、その絵に沿って防災用品を準備しセットできる。なにかとゴチャゴチャしやすい防災用品だが、このポーチに収納することで、必要なときにすぐに物を取り出すことができる。透明ポケットには、子どもの名前、家族のこと、緊急時の避難場所を書きこめる防災カード(付属)が入れられるようになっている。家族の写真なども入れておくと、子どもたちの不安な気持ちも少し軽減されるだろう。
ベルメゾンが会員向けに実施した「防災に関するアンケート(2021年11月)」の結果によると、「子ども用の防災用品までは用意できていない」「何を用意すれば良いか分からない」という声が多くあがっていた。今回発売された子ども向け防災ポーチは、子ども用の防災セットの準備に頭を悩ませていた親たちへの解決策となるだろう。
とはいえ、もしもの時に備えて親が念入りに防災セットの用意をしたとしても、緊急時に子どもがそれを適切に使えなければ意味はない。この機会に子どもと一緒に防災セットを準備したり、親子で防災について話し合う時間をとって、いざという時にあわてないで済むようにしてほしい。
【参照ページ】ミニ防災ノート付きフック付きポーチ
【参照ページ】親子で作る防災セットのための手帳型ポーチ
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あゆみ
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