「世界難民の日」に考える  今、わたしたちにできること

難民支援

2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻してから4カ月以上が経ちます。戦闘が激化し、終わりがみえない中、700万人以上が国境を越え、ウクライナ国内でも700万人を超える人々がいまだ避難を余儀なくされています。

また、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は5月、紛争などによって難民や国内避難民となった人が、史上初めて1億人を超えたと発表しました(UNHCRホームページ)。近年、アフガニスタンやエチオピア、ミャンマーなどの国々で紛争や暴力が激化し、今年のウクライナへのロシア軍事侵攻によってさらに増えてしまったのです。

今日6月20日は「世界難民の日」。私たち一人ひとりにできることを一緒に考えてみませんか? ある日突然、故郷を追われ難民となってしまった人々への理解を深め、サポートするさまざまな方法があります。

みる・きく・あるく・考える 〜まずは知ることから

紛争や迫害などにより、安全を求めて故郷を逃れた難民・国内避難民の人々は今、どのような思いで、どんな暮らしをしているのでしょうか。国連が定めた「世界難民の日」は、難民の保護と支援に対する世界的な関心を高める日。世界中でイベントやキャンペーンが実施され、難民の現状について伝えています。まずは、自分の目で見て、聞いて、知ることから始めてみませんか?

見る

UNHCRブルーライトアップ(6/20)
日本全国41カ所のランドマークがブルーに染まります。ぜひその様子や身近な“ブルー”写真を撮って #難民とともに を付けてSNSで広めて、一緒に難民支援の輪を広げませんか。

https://www.unhcr.org/jp/wrd2022-blue-light-up

UNHCR「難民アスリート写真展」(〜7/12まで@東京)
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」に出場を果たした難民選手団の活躍やヒューマンストーリーをおさめた写真展。紛争や迫害により故郷を追われながらも、夢を追い続ける彼らの力強いメッセージは世界に希望を与えました。
https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/unhcr-athletes

聞く

日本国際社会事業団 セミナー「難民の定住支援」(オンライン6/25、7/16、23)
外国につながる家族やその支援者に向けた相談セミナーなどを続けてきた専門家や実務者を講師として招き、難民、多文化・多言語環境にある子どもなど、4つのテーマで開催します。
https://seminar2022.issj.org/

なんみんフォーラム 「日本の難民支援の現場から」(オンライン6/24)
世界や日本の難民の状況や、日本での難民支援について伝えるオンラインイベント。難民とともに生きる社会をつくるために、1人1人ができることを一緒に考えます。
http://frj.or.jp/news/news-category/event-seminer/4675/

歩く

Congrant「PEACE WALK」(〜7/1まで)
「平和に向けて歩きだそう」のコンセプトのもと、ウクライナ紛争で被害を受けた方々に支援を届けるプロジェクト。日本とウクライナの距離8,000km(1,200万歩)を歩くことで支援団体へ寄付が届く仕組みとなっています。

https://congrant.com/jp/peacewalk/

世界の難民の現状や「世界難民の日」に関連した情報は、UNHCRの特設サイトにも詳しく掲載されています。ぜひのぞいてみてください。
https://www.unhcr.org/jp/wrd2022
次回は、ウクライナや世界から逃れてきた人たちをサポートする日本全国の取り組みをご紹介します。

多くの難民を受け入れているブルガリアの難民一時受入センター

※記事頭の写真はポーランドとの国境付近に逃れたウクライナの人々

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新海 美保

新海美保(しんかい みほ)。出版社やPRコンサル企業などを経て、2014年にライター・エディターとして独立。雑誌やウェブサイト、書籍の編集、執筆、校正、撮影のほか、国際機関や企業、NPOのPRサポートも行っている。主なテーマは国際協力、防災、サステナビリティ、京都など。一児の母。現在、長野県在住。2021年4月からフィジーへ移住予定。共著『グローバル化のなかの日本再考』(葦書房)ほか