まだきれいに咲いているのに、規格外や様々な事情で廃棄されてしまう花のことを「フラワーロス」という。花業界では茎が長いほど価値があるとされており、たとえ花が美しくとも茎が短いと規格外と判断されてしまう。また、市場価格が出荷コストを下回る場合には、赤字を避けるため生産者のもとでやむなく廃棄されることもある。
このようなフラワーロスの問題に向き合うため、2022年6月にエシカルなお花の定期便サービス「Grow(グロウ)」がスタートした。
Growは、お花の定期便や体験イベントを通じてフラワーロスやSDGsと向き合えるサブスクリプションサービス。フラワーロスの課題解決となり、購入者が楽しめる花や商品を毎月1回届けてくれる。今年9月の商品は、香りの高い品種のバラ+フレグランスミニボトルである。フレグランスは、フラワーロスとなるバラをアップサイクルしたもので、価格は月額4,400円(税込)。
そして、今回Growが新たに、アタラシイモノや体験の応援購入することができるクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて新プロジェクトをスタートさせた。
プロジェクトの概要は以下の通り。
- 未来の子供たちに残したい、お花のある豊かな暮らし。エシカルなお花の定期便
- 期間:2022年8月29日(月)~2022年11月26日(土)
- 特典:充分美しいのに、茎が短い、花の輪数が規定より少ないなどの理由で規格外とされてしまうチューリップやガーベラのブーケなど。※特典内容は応援購入の金額により異なる。詳細はこちら。
家で花を飾りたいと思いつつも、飾り方が分からないなどの理由でためらっている人も少なくないだろう。しかし、今回のプロジェクトでは、毎月花が届くので季節の花について詳しくなれるとともに、会員専用動画で花のアレンジの仕方などを学ぶことができるので、初心者でも充分に花を楽しめるようになっている。
農林水産省の「世帯主年齢別年間購入額(令和元年)」によると、50代以上の花の購入金額は年間7,000円~10,000円台なのに対して、29歳以下の年間購入金額は716円とかなり低い結果となっている。今回のプロジェクトのような応援購入やサブスクリプションサービスといった若年層に馴染み深いサービスを通して、フラワーロス問題への関心が広まり、花のある生活がより身近になってほしい。
【参照ページ】Grow|お花の定期便
【参照ページ】Makuake|未来の子供たちに残したい、お花のある豊かな暮らし。エシカルなお花の定期便
【参照ページ】農林水産省|世帯主年齢別花きの年間購入額(令和元年)
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あゆみ
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