【2025年】母の日にロスフラワーという選択肢を。花の廃棄問題に取り組むエシカルなお店・サービスを紹介

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ロスフラワー

母の日のシンボルともいえるカーネーション。
少し前に恵方巻の大量廃棄が問題になったことは記憶に新しいですが、実はカーネーションにも同じような課題があることをご存じでしょうか?

こうした背景から、花き業界でも「ロスフラワー(廃棄される花)」を有効活用する取り組みが少しずつ広がり始めています。

今回は、カーネーションをはじめとしたロスフラワーの現状についてご紹介しつつ、母の日のギフトとしておすすめの「廃棄予定の花を活用したお店やサービス」もあわせてご紹介します。

目次

ロスフラワーに取り組むお店・サービスを紹介

 

株式会社RIN

株式会社RIN

画像は、株式会社RINから引用。

株式会社RINは、花のロスを減らすことをミッションに、ロスフラワーのアップサイクル化を目指した活動を行っています。運営するオンラインショップでは、バラとユリを中心とした生花や、ロスフラワーをドライフラワーに加工した雑貨などを購入することができます。

    オンラインショップ:RIN

+hana(タスハナ)

画像は、+hanaから引用。

+hanaは、色や形が揃っていないものや、試作品種など、 美しく新鮮なのに行き先を失ってしまった花を届けるサブスクリプションサービスです。花はゼリーで保水し専用BOXに入れて、市場から自宅のポストに直送されます。 梱包には、地球にやさしい自然由来の資材を選んで使用しています。

    ウェブサイト:+hana

ブルーミー

ブルーミー

画像は、ブルーミーから引用。

ブルーミーは、ユーザーライク株式会社が運営する花のサブスクリプションサービスです。花の日持ちを向上させるための研究や、独自の規格を導入することで捨てられてしまう花を減らす取り組みを行っています。月額980円から利用することができ、ギフトとして贈ることも可能です。

食べチョク

画像は、食べチョクから引用。

食べチョクは、生産者から直接商品を購入することができるサービスです。花や観葉植物だけでなく、野菜や果物などを購入することができます。生産者直送なので、最適なタイミングで届けてくれます。ギフト商品だけでなく、訳がありギフトとして使うには難しい商品も出品されています。

LIFFT(リフト)

LIFFT

画像は、LIFFTから引用。

LIFFTは、花の廃棄問題などに取り組むBOTANICが運営している花のオンラインショップです。農園から消費者に渡るまでの流通過程で生じていた無駄を省くことで、いつでも新鮮な状態の花を届けることができます。ギフト向けの花を中心に、サブスクリプションサービスや実店舗も運営されています。母の日用のギフトの種類も多く用意されています。

    オンラインショップ:LIFFT

スマイルフラワープロジェクト

スマイルフラワープロジェクト

画像は、スマイルフラワープロジェクトから引用。

スマイルフラワープロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で顕在化した花の廃棄問題に取り組むために2020年4月に発足しました。このプロジェクトでは、廃棄予定の花を生産者から直接買い取って運営するECサイトで販売しています。一般に流通するカーネーションは外国産が多い中、新鮮な国産の花をお得に購入することができます。

#flowership

flowership

画像は、#flowershipから引用。

#flowershipは、駒澤大学前駅から徒歩3分の場所にあるロスフラワーを取り扱っているお花屋さんです。タイミングによっては普通のお店では手に入らないような花を購入することもできます。ブーケやアレンジをオーダーすることも可能です。

ew.note

ew.note

画像は、ew.noteから引用。

ew.noteは、百貨店ディスプレイやブランドとのコラボレーションなど、花に関連するさまざまなプロジェクトを行う篠崎恵美氏(edenworks)が2021年にオープンしたお花屋さんです。廃棄予定の花をドライフラワーにして販売することでフラワーロスの問題に取り組んでいます。

noemie(ノエミ)

画像は、noemie(ノエミ)から引用。

noemieは、農家の方々が大切に育てたお花が売れ残って枯れてしまうのはもったいないとの想いから、「もったいない花いちば」を開催しています。
この取り組みを通じて、もっと気軽にお花を楽しんでもらいながら、フラワーロスの削減を目指しています。

「母の月」という考え方も

ロスフラワー
日本花き振興協議会から提案されている「母の月」という考え方を知っていますか?

元々は新型コロナウイルスの感染予防の一環として始まった考え方ですが、母の日だけにカーネーションの注文が集中してしまうのを回避することで結果的にロスフラワーの削減にもつながります。母の日やカーネーションだけにこだわらず、さまざまな花の旬を迎える5月の1カ月間で余裕を持って感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

今回紹介したお店やサービスは、ドライフラワーやそれらを活用したギフトもあるので生花を飾る習慣がないという人にもおすすめです。母の日のギフトに悩んでいる方はぜひ利用してみてください。


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角家小百合

種苗会社での経験を活かして2018年にライターに転身。得意ジャンルは農業、アウトドア、食など。シンプルで自然にも自分にも優しい生活を心がけています。家庭菜園、料理、キャンプ、フィットネス、ギター、映画鑑賞が趣味の半農半ライターです。