衣類を長年愛用することは、ゼロウェイストの観点からも理想的と言えるだろう。ただし、長く着続けていると飽きることも多い。そのような人にとって無印良品のアップサイクルサービス「ReMUJI」は、課題解決の答えのひとつになるかもしれない。
無印良品では2010年より、購入した服の回収を全国の店舗で実施。それらを洗いなおしたり、染めなおしたりして手を加え、アップサイクルしたものをReMUJIとして再販売している。
多くの服の回収が進んだため、このたび「洗いなおした服」の取り扱い店舗を現在の都内2店舗から全国8店舗に拡大し、数量限定で販売開始。また、染めなおした服の中でも回収の多いTシャツを「染めなおした服Tシャツ」として6月12日(月)より18店舗で発売する。
「洗いなおした服」は、仕分け段階で染めに回すことができなかった素材や色の服を洗いなおし、古着として2019年よりMUJI新宿を中心に複数店舗で販売してきたもの。「染めなおした服」は藍や黒(墨)などで染めなおすことで、新たな価値を持つ商品に再生され、2015年より販売されてきた。他にも服と服をつなぎ合わせてリメイクし、次の人につなげていく「つながる服」などがある。
無印良品は、回収した衣類に手を加えることで新しい価値を与え、廃棄物の削減、資源の循環化とともに、服を大事に着ることを提案している。
アップサイクルされた服は、一着ずつ表情が違うのが特徴的。また、服を手放す側にとって、長年着た服を買い取ってもらうことは難しいが、このようなサービスを利用すれば衣類の寿命をさらに伸ばすことができるのだ。
無印良品のファンはもちろん、衣類をはじめとする資源の循環に関心がある人は、近くの実施店舗に足を運んでみてはいかがだろうか。
【公式サイト】ReMUJI
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mia
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