先祖の墓の引っ越し、親の墓問題、墓じまいなどの問題を抱え、先祖や故人への想いを大切にしながらも、誰にとっても負担の少ない選択肢を探している人は多いのではないだろうか。
都心から車で60分、八王子の里山に位置する東京里山墓苑は、「自然に還る」ことのできる樹木葬墓地だ。

合祀墓 森羅とモニュメント巌(いわお)
自然に還るとうたいながら、実際には陶器の骨壷のまま埋葬されたり、個人の識別のために石碑を置いたりと、本当の意味で自然に還ることは難しい樹木葬墓地も多い。東京里山墓苑は、間伐材を用いた骨壷の活用により、本当の意味で大地に戻ることのできる循環型の墓地だ。寺の本堂の裏につながる里山の風景と生態系を守りながら、従来の墓ではできなかった命の循環を実現している。

花暦区画(一部)と春の花
また、社会の変化による需要の増加や多様化に伴い、新たに「墓じまいプラン」「3人利用プラン」を追加。2023年10月28日より申込の受付を開始する。
これまでのプランは、合祀墓の「森羅〜シンラ〜」、個人区画に1人または2人(友人同士など同戸籍でない人とも一緒に利用可能)を納める「花暦〜ハナゴヨミ〜」の2つのみだった。両親と子どもの3人利用の希望が増えてきたことから、新たに「花暦〜ハナゴヨミ〜」の「3人利用プラン」を追加した。
さらに、これまでの墓を整理して移る人向けに、代々のお墓からの移転分を共に納められる「墓じまいプラン 永遠〜トワ〜」を用意したことで、幅広い要望への対応が可能となった。
死後、自然に還りたいと願う人々にとって、東京里山墓苑は選択肢の一つとなりそうだ。社会の高齢化が進む中、墓問題は誰にとっても他人ごとではない課題だ。さまざまな選択肢の中から、自分や家族に合った方法を検討してみてはいかがだろうか。
【参照サイト】東京里山墓苑
【関連ページ】「お墓はいらない」と考える人への新しい選択肢。死んだら森になる「循環葬®」を取材

mia

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