国内最大手のカー用品店チェーン「オートバックス」や「スーパーオートバックス」を運営する株式会社オートバックスセブン。そのオートバックスセブンが展開するライフタイル事業が5周年を迎えるにあたり、初となる合同展示会が開催されました。今回は7月27、28日に都内で開かれた展示会に参加し、数あるブランドの中から今年3月にローンチされた注目のサステナブルファッションブランド「Jack Miller™️（ジャック ミラー）」をご紹介します。
「Jack Miller™️」ってどんなブランド？
家で寛ぐとき、仕事するとき、休日に出かけるとき。さまざまなデイリーシーンに寄り添うアイテムを取り揃えた「Jack Miller™️」は、今年3月にローンチした「ここちよさを纏う服 NEUTRAL WEAR」をコンセプトとするサステナブルブランド。
1st COLLECTIONとして、Tシャツ、フーディー、プルオーバー、パンツ、ショーツ 、シャツ、ジャケット、コートなどを含む計14アイテムを発表。生地にはオーガニックやリサイクル素材を採用し、仕立てのすべてを国内生産で行っています。
「オートバックスセブン」合同展示会にて、Jack Miller™️ の展示スペース。
すべてに置いて「シームレス」、その意味とは？
ブランドの大きな特徴は、メンズ・ウィメンズ表記を設けない、ゆったりとしたリラックス感あるシルエットと普遍的なデザイン。シーンを選ばず着用できるということだけに限らず、ジェンダーや年齢という面でも「境目」をなくすことで、誰が着ても身体そして日々の生活に寄り添うようなシームレススタイルをまとえるデザイン展開となっています。
また、“自然との調和” をテーマにした、WHITE・ECRU・MOSS GREEN・BLACKというベースカラーは手持ちのアイテムとも合わせやすく、家族やパートナーとのシェアアイテムとしても活躍してくれます。
Jack Miller 2022 1st COLLECTION Image by Jack Miller
キーワードは「耐久性」と「再生素材」
サステナビリティを追求するにあたり「Jack Miller™️」は二つの観点から生地をセレクトしています。
ひとつは「長く着られる素材」であるということ、そしてもうひとつは「再生素材」であるということ。
Tシャツには、植物繊維の中でも強度が高くエコフレンドリーなオーガニックコットンを、そしてシャツには高密度に打ち込んだ肌触りと優れたハリコシに定評のあるイギリスのTHOMAS MASON（トーマスメイソン）社やソフトでピュアな発色と上品な光沢感を長く楽しむことができるイタリアのCANCLINI（カンクリーニ）社のインポート生地を採用しています。
オーガニックコットンでできた「Jack Miller™️ L/S レギュラー フィットTシャツ」（画像左）と 「Jack Miller™️ L/S ルーズフィットTシャツ」（画像右）。
またニットの生産は良質な水資源に恵まれた新潟県五泉市で編立・縫製を行うなど、国内での生産にこだわっています。大きな生地からパーツを切り出し縫い合わせて仕上げるカットソーなどのアイテムに対し、ニットはパーツパーツで編み上げた後にそれぞれを縫い繋げるため素材の資源を無駄に使うことがありません。
パーツができあがるごとにアイロンがけをし手作業で縫い合わせているため、1日に生産できる枚数は5枚ほどなのだそう。広がりやすい首元には重点的に縫製をかけたり、袖口や肘元などの疲れやすい部分には編地を変えたりするなど、ニット一枚には長く愛用できるように小さな工夫が散りばめられています。
しっとりとした肌なじみの「Jack Miller™️ ソリッドウールモックネック」。
ニット素材をはじめ、「Jack Miller™️」アイテム全般に採用されているシームレスなホットメルトネーム（別圧着ネームタグ）は、無縫製のため不快な肌あたりもなく、こうした着心地のよいディティールと実用性の高さはブランドアイコンでも表現されています。
ホットメルトネームで仕上げたブランドタグは熱圧着で無縫製。
またスウェットアイテムの生地として採用されたのは、「超長綿」と呼ばれる種類の中でも特に希少性の高いORGANIC SUVIN COTTONのリサイクル糸を使用した裏毛素材。再生素材でもSUVIN COTTONの特徴である「なめらかでやわらかい質のよさ」が残るため着心地がよく、また特殊な仕上げ工程でフォルムが出やすいため、カジュアルになりすぎたくない人でもチャレンジしやすい仕上がりとなっています。
Jack Miller™️ スビン ウラケ パンツ ¥18,000（税込）ウエストの部分にタックを入れることで体によりフィットしきれいめ印象に。
店頭に立つこともあるというPR担当の土井さんに、Jack Miller™️への思いを尋ねると「これだったら一緒に着られるね！ と、カップルや夫婦で買い物に来る人も多いんですよ。そんなふうにコミュニケーションのきっかけになったり、よりカーライフを楽しませてくれる服としてみなさんの生活に溶け込むことができればと」と話してくれました。
ファッションに限らずこれからのものづくりにおいて「あえて境目を設けない」ということは、地球への優しさを追求する上でひとつのキーポイントとなってくるのかもしれません。
「Jack Miller™️」の全商品は、オートバックスセブンのVRNVROOMN公式サイト、またはJACK & MARIE横浜ランドマークプラザ店、JACK & MARIEグランベリーパーク店、JACK & MARIEららぽーと名古屋みなとアクルス店の3店舗にて購入することができます。
【参考サイト】Jack Miller™️ ブランドサイト
【公式インスタグラム】Jack Miller™️ 公式インスタグラム
アリタ チユキ
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