ドバイを拠点にするエミレーツ航空が、食品ロス削減のため、機内食の事前注文サービスを開始した。このサービスにより、出発の14日から24時間前まで、温かいメインディッシュを前もって選ぶことが可能になる。乗客にとっては食べたいものが品切れになることなく、好みのものを確実に食べられるのはもちろん、食品ロスの削減にもつながる。
同サービスは、ドバイとロンドンの3空港(ヒースロー、ガトウィック、スタンステッド)間の全フライトのビジネスクラスにて採用されている。エミレーツ航空は近々、この機内食の事前注文サービスの対象便や対象クラスを拡大していくとしている。
また、エミレーツ航空では、プラスチック製のトレー、ボウル、器など、機内食用の使用済み食器類をフライト後に回収、洗浄、および傷のチェックを行なった後、新しい機内食用の食器へ生まれかわらせ、プラスチックごみの削減にも取り組んでいる。また、機内食のフタやプラスチック製タンブラーには、80%再生プラスチック(rPET)を採用している。
こうした大手の航空会社が機内食の予約サービスを始めるのは画期的な取り組みだ。現在はビジネスクラスのみだが、今後はエコノミーでも広がっていくことが期待できる。航空会社を選ぶ際には、こうした環境への負担を少しでも減らす取り組みをしている会社を選択肢に加えておきたい。
【参照サイト】エミレーツ航空
【関連ページ】サステナブルで「快適な空の旅」はもっと有意義に! 航空会社のSDGs取り組み事例5選
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mia
旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ ・アロマ検定一級 | バックパックに暮らしの全てを詰め込み世界一周。4年に渡る旅の後、AUSに移住し約7年暮らす。移動の多い人生で、気付けばゆるめのミニマリストに。
ライターとして旅行誌や情報誌、WEBマガジンで執筆。現在は自然に沿った生き方を実践しながら発信中。地球と人に優しい暮らしのヒントをお届けします。
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