ブックオフコーポレーション株式会社が、駅のコインロッカーを活用した無人買取サービスをスタートした。
スマートロッカーで気軽に商品の受取りや預入れができるサービス「BOPISTA(ボピスタ)」を利用したもので、ユーザーは物品を入れておくだけで買取依頼が完了する。
駅や商業施設といった生活導線上にあるコインロッカーを活用し、ユーザーが注文した品物を無人で受け取れる「物流ハブ」の役割をはたす。ロッカーはスマホと連動する機能が搭載されており、あらかじめ手続きが完了した端末のみがロック解除できる仕組みになっている。
BOPISTAを使った買取サービスを利用するためには、ブックオフではなくBOPISTAサイトからの利用申込が必要だ。紙袋や段ボールなど、規定の方法で梱包し、本人確認を済ませたらロッカーに預け入れておくだけで買取依頼が完了する。
査定完了後は指定した口座に入金されるので、店舗での受付や査定の待ち時間、宅配や発送の手間もなく、すべて無人で完了する。通勤通学や買い物などのついでに、非対面で気軽に利用できる点が大きな魅力だ。
買取対象商品は本、CD、レコード、DVD(Blu-ray)、ゲーム1点から、サービス利用料は無料となっている。BOPISTA設置場所は、西武線沿線45駅を含む46カ所56拠点(※2024年2月15日現在)だ。
回収から査定完了まで1週間〜10日程度、査定結果にかかわらずロッカーに預けた品物の返却は不可となっているため注意しよう。
荷物の一時保管場所という使用方法のみだったコインロッカーを、物流ハブとして活用したBOPISTA。
普段は仕事でなかなか家にいない人や、急な用事で配達時間の都合がつかなかった人でも、好きな時間に商品を受け取れる利便性に加え、利用件数増加により大きな負担となっている物流緩和、輸送時のCO2排出量削減にも繋がっている。
不用品買取以外にも、まだまだ便利な利用方法がありそうだ。今後の発展にも注目していこう。
【参照サイト】BOOKOFF(買取)
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斉藤雄二
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