3〜4月は引っ越しのシーズン。部屋にある必要なものと不要なものを分けていると、「もったいないな」と感じることはないだろうか。特に部屋のサイズに合わせた家具は引っ越し時に処分してしまうことも多く、悩みのタネになりがちだ。
そんなときにおすすめしたいのが、京都にある生活雑貨のセレクトショップ・sumao(スマオ)が企画した「もくわく」だ。本棚や収納、デスク、椅子などに活用できるアイデア家具で、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会が主催する「ソーシャルプロダクツ・アワード2023」においてソーシャルプロダクツ賞も受賞したサステナブルなアイテムとなっている。
4枚の木板で作られたボックス形状の木枠。大小4種類のサイズがあり、それぞれを小さなブロックジョイントで固定できる。
ひとつで使えば椅子として、複数個積み重ねれば収納や本棚に、天板など他の素材を用いることでデスクやテーブルとしても使うことができる。目的別に、暮らしのかたちに合わせて自由自在にカスタマイズすることで、長く愛用して欲しいという思いが込められた家具だ。
もくわくは木工職人が丁寧に作り上げており、椅子としての耐荷重試験(JIS S1203 7.1 7.2)もクリアしているため、長時間座っていても安心。「丈夫で、単体でも複数組み合わせても使えて、どんな暮らしにもフィットする家具」、そんなコンセプトで開発されている。
もうひとつの特徴が、「木材の地産地消」だ。木の産地と樹種を選ぶことで、さまざまな木目や色といった木の風合いを楽しめる。
サイズバリエーションは次の通りだ。
- もくわく大:381 x 381 x 381mm
- もくわく小:381 x 381 x 254mm
- もくわくslim大:381 x 254 x 381mm
- もくわくslim小:381 x 254 x 254mm
木材の産地と樹種は次の5つだ。
- 岐阜県:長良杉・栗
- 奈良県:吉野杉
- 京都府:京都杉・京都ひのき
- 兵庫県:六甲ひのき
- 福岡県:八女杉
各地の製材所、木工所の協力もあり、産地で製品になるまで組み上げることで、製造や輸送にかかる環境負荷も抑えているという。産地や樹種はこれからさらに増やして、「木の地産地消」を進めていきたいとのこと。
不要になった家具を廃棄するという価値観を見直して、手軽にカスタマイズできるもくわく。捨てられがちなカラーボックスや、子ども向け家具に代わる選択肢として、可能性を広げられる製品だ。これからの商品展開に期待したい。
【参照サイト】もくわく
【参照サイト】sumao
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斉藤雄二
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