プランターでも手軽に育つ!おすすめミニ野菜5選

ベランダなどの限られたスペースで家庭菜園を楽しむ時に「もっとたくさんの野菜を植えたい」「少ない場所でもたくさんの品種を楽しみたい」と思うことはありませんか。小さな「ミニ野菜」なら、スペースを有効活用しながら多くの種類の野菜を収穫することができます。

この記事では、ミニ野菜についてやおすすめの野菜、品種をわかりやすく紹介します。

ミニ野菜とは?

ミニ野菜とは、通常の品種よりも小さく改良された野菜のことを指します。狭いスペースで栽培することができ、通常の品種よりも栽培期間が短く早く収穫することができます。限られたスペースで、 さまざまな種類の野菜を少しずつ育てたい という家庭菜園に適しています。

ミニ野菜のメリット

栽培期間が短い

通常サイズの品種よりも栽培期間が短く、早く収穫することができます。野菜を育てたことがない初心者にもおすすめです。

プランター栽培が可能

比較的狭い面積に栽培することができるのでプランター栽培に向いています。狭めの株間で植えることもできます。

少なめの肥料と土で育つ

通常サイズの品種よりも短い栽培期間で、狭いスペースで栽培ができるため、少なめの肥料と少なめの土ですみ経済的です。

子どもと一緒に楽しめる

大きなサイズの野菜の収穫は、小さな子どもには難しい場合もありますが、ミニ野菜の収穫は子どもにも収穫できる場合も多くあります。食育にも繋がりおすすめです。

食べ切りサイズが嬉しい

料理に使う時も調理がしやすい使い切りサイズで、フードロスにも効果的です。大きな野菜は美味しそうにも見えますが、結局食べきれずに冷蔵庫に保管ということもあります。

プランターで育つおすすめミニ野菜

食べてみたいと思う野菜から挑戦してみるのがおすすめです。とはいえ、不安という方は、初心者向けの野菜の苗植えから始めてみてください。

ミニ大根

初心者向け。生長が早い品種だと1か月ほどで収穫ができます。収穫が少し遅れても大丈夫です。大きなサイズは大人でも引き抜くのに力が必要ですが、ミニ大根は小さな子どもでも収穫ができるので食育としてもおすすめです。

  • 種まき:春・秋
  • プランターサイズの目安:深さ30㎝以上のプランター
  • 調理メリット:1回の料理に1本使い切りできる
  • おすすめ品種:ころっ娘 楽天AmazonYahoo

ミニにんじん

初心者向け。収穫まで70~80日程度と、短期間で収穫できます。込み合い過ぎないよう成長に合わせて3回ほど間引きをします。乾燥を防ぐために、水やりの時は、葉にも水がかかるように水やりをしてください。にんじんの赤い部分が土から見えてきたら、収穫するタイミングです。

  • 種まき:春・秋
  • プランターサイズの目安:深さ20㎝以上のプランター
  • 調理メリット:間引きは切らずにそのままサラダとして食べても美味しい
  • おすすめ品種:ベビーキャロット 楽天AmazonYahoo

ミニチンゲンサイ


初心者向け。収穫まで20~30日程度と短く、暑さに強いため育てやすい野菜です。春は害虫が多くトウ立ちしやすいので、初心者は秋まきがおすすめです。害虫の被害を防ぐために、防虫ネットでトンネルをつくると安心です。葉の根元が膨らんできたら収穫するタイミングです。

  • 種まき:春・秋
  • プランターサイズの目安:深さ30㎝以上のプランター
  • 調理メリット:小さく収穫したものは、切らずに丸ごと調理できる
  • おすすめ品種:シャオパオ 楽天AmazonYahoo

ミニカボチャ


手のひらサイズで、大きなものは1kgから300gほどと小さく可愛いサイズもあります。実が軽いため、スペースが限られた場所での支柱立てもできます。つるが折れないように支柱へ誘引してひもで固定します。また、自然受粉だと実がつきにくいので、人工授粉で確実に実をつけましょう。

  • 種まき:春(発芽適温は25℃以上)
  • プランターサイズの目安:深さ30㎝以上のプランター
  • 調理メリット:電子レンジで丸ごと加熱すると調理しやすい
  • おすすめ品種:坊ちゃんかぼちゃ 楽天AmazonYahoo

小玉スイカ


1玉は約2kg、片手で持てるサイズです。小型は多く実が付くのも嬉しいポイントです。つるが伸びてきたら、麻紐や支柱に絡ませます。夏のグリーンカーテンとしてもおすすめです。自然受粉も可能ですが、人工授粉で確実に実をつけましょう。ヒビ割れしないよう収穫タイミングには注意してください。

  • 種まき:春
  • プランターサイズの目安:深さ15㎝以上のプランター
  • 調理メリット:丸ごと1個冷蔵庫に入れて冷やすことができ、食べ切りサイズ
  • おすすめ品種:紅こだま 楽天AmazonYahoo

他にもいろんなミニ野菜がある

「ミニ野菜」について、種苗会社などの特集ページもあり、もっと詳しくチェックすることができます。今回紹介した野菜以外にも気になる野菜がきっと見つかるはずです。

おわりに

いろんなミニ野菜を紹介しましたが、中でも「ミニ大根」はおすすめです。一般的な大根だと大きいため、数回の料理に分けて使ったり、大根料理が続き飽きてしまったり、最後まで使い切れず傷んでしまうことがありますが、ミニ大根なら4・5人の家族だと1~2回の料理で使い切ることができるため、無駄なく気持ちよく使えるところがとても気に入っています。

大きな野菜をたくさん収穫した方が良いと感じる方もいるかもしれませんが、自分や家族に合った野菜かどうか一度考えてみてください。小さなミニ野菜の方が、使い勝手良く便利に感じることもあるかもしれませんよ。


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中池 梓

現在は子育てに奮闘しながら、頑張り過ぎずエコで優しい生活を目標に田舎暮らし。最近の趣味は、小説の深読み(植物が登場する作品に限る)。参考文献などを読みあさり自己流に作品を分析してマニアックに楽しむことにはまっている。