9月5日は、国連が定める「国際チャリティー・デー」です。
「誰かの役に立てたら」と思っても、寄付やボランティアと考えると、お金や時間の余裕が必要そうで一歩を踏み出しにくい。そう感じる人は少なくありません。
でも、支援の形は寄付やボランティアだけではありません。毎日の買い物や衣類の整理、地域との関わりなど、暮らしの延長にも無理なく続けられる方法があります。
国際チャリティー・デーをきっかけに、暮らしの中でできることを考えてみませんか。
国際チャリティー・デーとは
国際チャリティー・デー(International Day of Charity)は、2012年に国連総会が9月5日を記念日として制定しました。
日付は、貧しい人や病気に苦しむ人々の支援に生涯をささげたマザー・テレサの命日に由来しています。
国連は、寄付やボランティアだけでなく、市民や企業、地域が協力しながら社会課題の解決に取り組む大切さを呼びかけています。
支援は、大きな行動だけではない
「寄付を続ける余裕がない」「ボランティアに参加する時間が取れない」と感じている人も少なくありません。
支援は、お金や時間に余裕がある人だけが行うものと思われがちです。何を選べばよいのか分からず、一歩を踏み出せないこともあります。
一方で、支援は大きな行動だけではありません。暮らしの中で普段行っている選択を少し見直すだけでも、誰かや地域、環境につながることがあります。
例えば、まだ着られる服を回収やリユースへ回したり、食べ切れない食品をフードドライブへ届けたりすることも支援の一つです。毎日の買い物でフェアトレード商品や寄付付き商品を選ぶことも、生産者や活動団体を支える仕組みにつながります。
大切なのは、一度だけ大きな行動をすることではなく、暮らしに合った方法で無理なく続けることです。
着なくなった服を次につなげる
クローゼットに眠っている衣類も、状態によっては誰かに役立ててもらえる場合があります。
まだ着られる服はリユースショップや宅配買取、アパレルブランドの回収サービスなどを利用することで、新たな使い手へつながります。資源を無駄にせず、衣類を長く活用できることも支援の一つです。衣替えなどで服を整理するときは、「捨てる」だけでなく、「次につなげる」という視点も取り入れてみましょう。
常設で古着を回収しているアパレルブランドは着なくなった服、捨てるの待って!常設で古着回収を行うアパレルブランドまとめで、買取サービスの選び方は【比較表あり】いらない洋服やノーブランド服の買取可能サービス比較!高く売るコツもで詳しく紹介しています。
食品ロスを減らしながら支援する
家庭で食べ切れない未開封の食品は、フードドライブを通じて必要としている人へ届けられる場合があります。フードドライブとは、家庭で余っている食品を集めて、フードバンクや子ども食堂などへ寄付する活動です。
参加できる場所は身近に広がっています。コンビニのファミリーマート「ファミマフードドライブ」やイオングループの店舗、多くの自治体などに回収ボックスが設置されており、買い物や外出のついでに参加しやすくなっています。
缶詰やレトルト食品、乾麺などが対象になりやすい一方で、「未開封」「賞味期限まで一定期間ある」「常温保存できる」といった条件は団体によって異なります。持ち込む前に受付条件を確認しておくと安心です。
買い物を通じて応援する
毎日の買い物も、社会とのつながりを考えるきっかけになります。
フェアトレード商品は、生産者が適正な対価を受け取りながら働ける仕組みを目指しています。また、寄付付き商品は、売上の一部が環境保全や教育支援などへ活用されるものもあります。
商品を選ぶときは、「どのような取り組みにつながるのか」「活動内容が公開されているか」といった点にも目を向けると、納得感を持って選びやすくなります。
買い物を通じた支援については、世界人道デーに考える。買い物が社会貢献につながるフェアトレードでも紹介しています。
地域とのつながりも支援になる
支援は、遠くの誰かだけに向けたものではありません。
地域で開かれる清掃活動やフリーマーケット、防災訓練、子ども食堂の手伝いなど、身近な活動へ参加することも地域を支える行動になります。
短時間の参加でも、地域でどのような活動が行われているのかを知るきっかけになり、人とのつながりを育むことにもつながります。
支援先を選ぶときに確認したいこと
支援を始めるときは、「どこを応援するか」も大切です。活動内容に共感できても、寄付金や支援物資がどのように活用されているか分からないと、不安に感じることもあります。
多くの団体は、活動報告や会計報告、寄付金の使い道などをホームページで公開しています。応援を続ける前に一度確認しておくと、納得して関わりやすくなります。
| 確認したいこと | 見るポイント |
|---|---|
| 活動内容 | どのような課題に取り組んでいるか |
| 活動報告 | 支援がどのように活用されたか公開されているか |
| 会計情報 | 収支や寄付金の使い道が分かるか |
| 問い合わせ先 | 運営団体の情報が公開されているか |
寄付先によっては、認定NPO法人などへの寄付が税制上の優遇措置の対象となる場合もあります。制度を利用する場合は、領収書を保管し、最新の情報を確認しましょう。
無理なく続けることが、長い支えになる
支援は、一度だけ大きなことをするよりも、暮らしに合った方法で続けることが大切です。
例えば、衣替えのたびに古着を回収へ出す、買い物のときにフェアトレード商品を選ぶ、地域のイベントへ参加するなど、生活の中で自然に続けられる形を見つけることで、負担なく取り入れやすくなります。
方法は人それぞれです。お金を寄付するだけでなく、物を活用すること、時間を使うこと、日々の買い物を見直すことも、人や地域、環境を支える力になります。
暮らしの中で始めやすい支援
「何か始めたい」と思ったら、暮らしの中で続けやすいことを一つ選んでみませんか。
- 衣替えのタイミングで、着なくなった服の行き先を考える
- 未開封の食品があれば、フードドライブへの寄付を検討する
- 次の買い物で、フェアトレード商品や寄付付き商品を一つ選んでみる
- 気になる団体の活動報告を読んで、取り組みを知る
- 地域で開催される清掃活動やイベントを調べてみる
すべてを一度に始める必要はありません。暮らしに取り入れやすいことから少しずつ続けることが、長い支えにつながります。
知っておきたい、支援の課題
一方で、寄付やボランティアだけですべての社会課題が解決するわけではありません。支援のニーズは変化し、活動には人手や資金が継続して必要になります。
また、物資の寄付では、必要としていない物が集まることで仕分けや保管の負担が増えることもあります。食品や衣類を送る際は、募集内容や受付条件を事前に確認することが大切です。
活動報告や募集条件にも目を向けながら関わることで、より必要とされる支援につながります。
まとめ
国際チャリティー・デーは、「支援とは何か」をあらためて考えるきっかけになる日です。
支援というと寄付やボランティアを思い浮かべがちですが、着なくなった服を次につなげること、食品ロスを減らしながらフードドライブを利用すること、フェアトレード商品を選ぶことなど、毎日の暮らしの中にも続けやすい方法があります。
大切なのは、一度だけ大きな行動をすることではなく、暮らしに合った形で無理なく続けることです。小さな選択の積み重ねが、人や地域、環境を支えることにつながります。
9月5日の国際チャリティー・デーをきっかけに、暮らしの中で無理なく続けられる支援を一つ見つけてみてはいかがでしょうか。
【参考】
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