今まで捨てられていたものを活用する動きが昨今盛んになってきている。今回紹介するのは廃棄される魚の皮から作られたフィッシュレザーを使った財布と名刺入れだ。
株式会社GOODIEは2月24日(金)、国産レザーとフィッシュレザーを使ったブランド「L’ora blu(ローラブルー)」を立ち上げ、クラウドファンディングサイト・Makuake(マクアケ)にて先行予約販売を開始する。また、2月23日(祝・木)と2月24日(金)には、東京と大阪の2カ所で製品展示イベントへの出展も予定中だ。
L’ora bluとはイタリア語で「ブルーアワー」という意味で、1日の始まりと終わりの間に一瞬だけ訪れるとされる時間。ブランドコレクション第1弾は、空の色が変化している様子を国産のグラデーションレザーで表現し、フィッシュレザーの鱗模様を海の波に見立てた、バイカラーデザインが特徴的な「Orizzonte Collection(オリゾンテ コレクション)」だ。
ラインナップとして、3種類のラウンドファスナーウォレットと2種類のカードケース(名刺入れ)を用意した。最も暗い色味の「Il notturno」は、英語で「ノクターン(夜想曲)」という意味で、夜の水平線を表現している。
ふたつ目は、ブランド名にもなっている「L’ora blu」、3つ目はオレンジの色味が掛かってきた様子を表現した「L’ora magica」だ。
カードケースは、落ち着いた色味でビジネスシーンでもしっかりと活躍してくれる「L’ora blu」と「L’ora magica」のみを採用した。
「風琴(ふうきん)マチ」という日本独特のマチを採用しており、収納したカードの厚みにも柔軟に対応してくれる名刺入れに仕上げている。
Makuakeでの先行予約販売は2月24日(金)、11時から(※先行予約販売スタート時間まではエラー表示となります)。製品展示イベントは、東京会場が東京都渋谷区の「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベース シブヤ)」、大阪会場が大阪市北区の中山文甫会館で、両方とも2月23日(祝・木)と24日(金)に開催される。
フィッシュレザーは、魚特有の繊維と構造を持っているため、その薄さからは想像もつかないほどの強度があり、従来の牛革とは違った新しいサステナブルレザーとして注目されている。興味のある人は、ぜひ先行予約や展示イベントに足を運んでみよう。
【参照サイト】Makuake
【参照サイト】L’ora blu Instagram
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斉藤雄二
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