感染症の流行の影響で、ここ数年なかなか飛行機に乗る機会がなかったという人は少なくないだろう。そんな中、航空会社では感染症対策だけでなく、サステナブルな航空燃料の導入や、効率がより良い飛行ルートの開発など環境への負担を減らす取り組みを進めている。
JALは新しいサステナブルなサービス、「グリーンライフマイル」と「JALカーボンオフセット」を、2月下旬より開始すると発表した。
グリーンライフマイルは、搭乗する航空機が排出するCO2をオフセットできる「JALカーボンオフセット」に申し込むか、「JALとっておきの逸品」で環境に配慮したリサイクル素材を使用した商品を購入すると受け取ることができるマイルだ。
対象商品は、再生ポリエステル製の「JALとっておきエコバッグ グレー(大小2個セット)」と、バイオプラスチック製の「HINZA マルチバッグL 2Pセット(レモン&オリーブ)」。たまったグリーンライフマイルはこれまで通り、特典航空券や各種ポイントへの交換に利用できる。
JALカーボンオフセットは、搭乗した旅客機が排出したCO2の排出量を算定・可視化し、相当分をその削減活動などに投資するというもの。利用者があらかじめ申し込むことによって、間接的に地球温暖化防止活動に貢献できる。
また、本サービス開始を記念して、「グリーンライフマイル総額100万マイル山分けキャンペーン(仮称)」も開始する。対象期間中にキャンペーン専用WebサイトからエントリーしたJALマイレージ会員に、グリーンライフマイルが付与される。※総額100万マイル山分けのため、応募者数によって随時変化
省エネ住宅取得やエコカー購入による減税・補助金といった優遇制度の認知率はだいぶ広まってきているが、日常生活や各種交通機関利用時のCO2削減活動に対する貢献は、なかなか定量化しにくいものだった。本サービスのように、環境に配慮した商品の購入やサービス利用によるポイント発行は、さまざまな分野でも応用可能であり、今後も色々な場所で増えていってほしい取り組みである。
【参照サイト】JAL
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斉藤雄二
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