PC周辺機器や海外ブランド商品などを扱う株式会社エム・エス・シーが、ケースにソーラー充電パネルを搭載した独立型ワイヤレスイヤホン「urbanista PHOENIX(アーバニスタ フェニックス)」の販売を開始した。
同製品はスウェーデンにあるオーディオ機器メーカー・urbanista社の新製品で、ソーラー充電パネルにはスウェーデンのユニコーン企業・EXEGER(エクセジャー)社の「Powerfoyle(パワーフォイル)」を採用している。自然光はもちろん、蛍光灯などの人工光でも充電可能で、屋外・屋内問わず常に自動で蓄電される仕組みだ。ケースだけでなく左右のイヤホンにも充電されるので、バッテリー切れの心配もなく、環境にも優しい。
イヤホン本体の性能も優れており、「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」は、イヤホンに内蔵されている2つのマイクで耳周辺に集まるノイズを分析、イヤホンを付けている内側と外側で雑音を低減させ、没入感を味わえるシステムだ。外音取り込み機能もあり自由にスイッチできるので、周囲の音をしっかり聞きたいときも安心できる。
PCやスマホとの接続にはマルチアクセスポイント機能を搭載。別々のBluetooth搭載機器2台をペアリングしておき、例えば音楽プレーヤーで音楽を聴いているときに、マルチアクセスで接続しているスマホに着信があった場合、自動的に接続をスマホに切り替えて通話するといったことが可能だ。
音質については「中・高音域を打ち消さない程度の低音」にチューニングされており、透き通るようなクリアな音質を目指したとのこと。長時間使用していても疲れにくいサウンドにこだわっている。3サイズ(S・M・L)のカナル型イヤーチップが付属するほか、専用アプリも用意されているので、手元でノイズキャンセリングやペアリングのスイッチしたり、充電状況の確認したりといったことができる。音楽好きには嬉しいイコライザー機能も搭載した。
その他の基本概要は以下の通り。
【urbanista PHOENIX】
- 再生時間 :約9時間
- 総再生時間:約34時間
- 耳検出機能
- 自動電源オフ
- タッチコントロール機能
- IPX4(防沫仕様 ※充電ケース除く)
- USB-Cからの充電も可能
- カラー:Midnight Black(ミッドナイトブラック)とDesert Rose(デザートローズ)の2色
- 希望小売価格:27,500円(税込)
urbanista社は過去に、アーム部にソーラパネルを搭載した自動充電型ヘッドホンなど、太陽光発電システムをコンパクトな端末に応用するプロダクトを開発してきた企業だ。今回のurbanista PHOENIXは完全ワイヤレスイヤフォンに関していえば世界初(※2023年1月現在)の製品となる。
オーディオ機器に限らず、モバイル製品の充電問題は大手企業でも避けて通れない課題だ。環境問題にも配慮した結果、ユーザーの利便性も向上するurbanista PHOENIXのような製品がこれからも登場するかもしれないと思うと、今後が楽しみな分野だ。
【参照サイト】urbanista PHOENIX
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斉藤雄二
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