環境に配慮したオフグリッド型ホテル『ZUMI TERRACE うちなーみやリゾート宮古島』が沖縄にオープン

CO2排出ゼロで停電の心配がないオフグリッド(※電力会社に頼らず太陽光パネル等を用いて電力を自給自足すること)型ホテル「ZUMI TERRACE(ズミテラス)うちなーみやリゾート宮古島」が沖縄県宮古島市にオープンした。

ZUMI TERRACE うちなーみやリゾート宮古島は、年間を通じた客室内の電力(バレルサウナを除く)を太陽光と蓄電池で賄うことで、電力会社に頼らない自然エネルギー100%の運営を目指したホテル。蓄電池はテスラ社の「TESLA Powerwall(テスラ パワーウォール)」が採用され、レンタカー付属の宿泊プランで使用する車にはすべて電気自動車(日産リーフ)が使われている。充電も太陽光パネルで発電した電力を使うため、サステナブルな旅が可能だ。

太陽光パネルは、台風などの自然災害で停電が発生した際にも、条件さえ揃えば通常通り電気の利用が可能だ。ZUMI TERRACE うちなーみやリゾート宮古島の場合は、概ね3〜4日の電力を蓄電池と電気自動車から賄うことができる。太陽光による発電条件さえ整えば、周囲で停電が続いていても、安心・安全に滞在できる。

宮古島

うちみやリゾート株式会社はほかにも、宮古島の自然豊かな景観と文化を守るホテル創りをするため、既存物件や更地案件のリノベーションなどにも取り組んでいる。今後も宮古島の住民が運営するレストランやツアー会社と提携することで、宮古島全体の発展に貢献する事業展開を目指すとのこと。

ZUMI TERRACE うちなーみやリゾート宮古島のその他の概要は、以下の通り。

  • 客室数:12室
  • 所在地:沖縄県宮古島市下地字与那覇783-1
  • アクセス:宮古空港より車かタクシーで15分

※客室内の電力を年間を通して100%賄うことができるのは7月中旬から
※停電時に3〜4日の電力を賄えるのは9月中旬から

ホテル名の「ZUMI(ずみ)」には、宮古島の方言で「最高」という意味がある。美しい沖縄の海と大自然を楽しみながらエコにも貢献できるZUMI TERRACE うちなーみやリゾート宮古島に、遊びに行ってみてはいかがだろうか。

【参照サイト】ZUMI TERRACEうちなーみやリゾート宮古島
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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。