ファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン2024（以下、TCS24）」が3月14日（木）～3月24日（日）の期間に開催される。
東京を代表する10のエリア（丸の内、日本橋、銀座、有楽町、赤坂、渋谷、原宿、羽田、六本木、新宿）を中心に、参加アーティスト100人以上、コンテンツ数100以上、想定来場者数150万人という、国内最大級のイベントだ。
当記事では、出展コンテンツのなかからSDGsに関するものを一部ピックアップして紹介する。
【服を持って街へ出よう! ACTION SDGs】
過剰在庫や大量廃棄など、ファッション・デザイン業界が向き合うべき問題はまだまだ多い。長年当たり前とされてきた商習慣や常識をアップデートするため、東京クリエイティブサロンは各会場に古着回収ボックスを設置し、来場者たちの「着なくなった服」を回収する。
古着を持参した人には、ブランドのサンプルやデザイナーの私物などが抽選で当たる特別イベントも開催予定だ。
回収BOX設置コンテンツ
- Tokyo Creative Salon in 代々木体育館 3/14 19:00～21:00
- NEW VINTAGE WORKSHOP(丸の内: マルキューブ内) 3/15～17 10:00～20:00
- URAHARA-NEW VINTAGE FES 2024(原宿: キャットストリート) 3/17 11:00～13:00
- FASHION SCHOOL “me” FASHION SHOW(原宿: 八角館) 3/17 15:00～17:00
- SHIBUYA RUNWAY “THE SHOW” (渋谷：渋谷某所) 3/19
- SAKURA COLOR(日本橋: 仲通り) 3/20 12:00～19:00
【MIKIOSAKABEのファッションショー】
TCS24のオープニングイベントとして、初日（3月14日）には代々木第一体育館内でMIKIOSAKABEのファッションショーが一般公開される。古着を持参した人には、MIKIOSAKABEのサンプルやデザイナーの私物などが手に入る抽選会を開催予定だ。
MIKIOSAKABEのファッションショー 詳細
- 開催日：2024年3月14日（木） 20：30～（約30分）
- 開 場：20：00/参加無料
- 入場登録フォーム：登録はこちら
- 場 所：代々木第一体育館
※原宿門から国立代々木競技場敷地内に入り直進、第一体育館原宿口より入場
【ファッションデザイナー・中里唯馬のトークショー】
環境負荷が最も高い産業のひとつとされるファッション産業を変えようと奮闘するファッションデザイナー・中里唯馬氏のトークショーだ。世界中から衣類のごみが集まるケニアの地で日本企業とタッグを組み、パリ・コレクションに出展するドレス作りに挑むリアル・ファッション・ドキュメンタリー『燃えるドレスを紡いで』が3月16日（土）に公開されることを記念して、作品の内容やファッション業界が抱える環境問題について話す。
※日時・場所など詳細は今後HP等で順次発表予定
【NEW VINTAGE WORKSHOP（ニュー ヴィンテージ ワークショップ）】
日本全国の古着回収BOXから集めた「まだ着られるユーズドアイテム」約1,000点から好きなアイテムを選び、TCS24のために特別に用意した限定デザインを施す無料ワークショップだ。持参した古着でも参加可能であるため、ぜひお気に入りの一着を復活させてみよう。
NEW VINTAGE WORKSHOP詳細
- 開催日：開催日：2024年3月15日（金）～3月17日（日）
- 時間：11:00～20:00
- 開催場所：丸ビル1階マルキューブ
- 参加：無料／各日324名様（当日配布の整理券制）
参加する前に、各イベントの開催日時や場所、古着回収ボックスの設置場所などは、TCS24の公式サイトを確認していただきたい。
言葉や映像ではなく、実際に体験したほうが何倍も伝わることがある。TCSのようなイベントは、ファッション業界が抱えている問題は一般生活者にとっても決して無関係なものではないと実感する良い機会になるのではないだろうか。
当記事で紹介したもの以外にも多くのコンテンツや企業が参加し、ファッションやデザインに触れられるイベントとなっている。興味のある人はぜひ立ち寄ってみよう。
【ウェブサイト】東京クリエイティブサロン2024
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斉藤雄二
