伊藤忠リーテイルリンク株式会社は、スーツケース購入者を対象とした下取りサービス「RE:CASE PROJECT(リケースプロジェクト)」を展開している。
2月29日(木)まで、対象スーツケースに「RICARDO(リカルド)」を期間限定追加し、下取り強化月間を展開中だ。
RE:CASE PROJECTとは、不要になったスーツケースを伊藤忠リーテイルリンク株式会社が運営するECショップ「Multiverse(マルチバース)」で回収するリサイクルプロジェクトで、すでに下取り実績が1,600台を超えている。
無料回収の参加方法は、Multiverseの楽天店かYahoo!ショッピング店で対象ブランドをスーツケースを購入する際に、下取りキャンペーンを選択する。
注文したスーツケースが自宅に届いたら、下取り希望のスーツケースを配送員に渡すだけで完了だ。下取りサービスには、100円のクーポンもついてくる。
旅の最中、大切な荷物を守るために壊れにくく頑丈に作ってあるスーツケースは、解体もしにくい。同プロジェクトでは、環境負荷軽減のため、機械ではなく手作業による解体を実践している。
単一のパーツになるまで丁寧に解体し、できるだけ多くの部品のマテリアルリサイクル(材料リサイクル)を目指す。
解体する必要のない、状態の良いスーツケースはリユース、素材として再利用しにくいものは、廃棄物を焼却処理した際に発生する排熱を回収しエネルギーとして利用する「サーマルリサイクル」の燃料として使われる。
できるだけ無駄のないリサイクル方法を目指して取り組んでいるとのこと。
期間限定でプロジェクト対象に追加されたのは、アメリカの老舗スーツケースブランド「RICARDO(リカルド)」のAileron(エルロン)シリーズ、Aileron Vault(エルロン ボールト)シリーズだ。
Aileronシリーズは、堅牢なアルミニウムモデル。光沢感が美しい「Silver」に加え、艶消しの新色「Matte Black」「Matte Silver」も用意されている。静音ダブルホイールや2つのTSAロックなど、機能性も十分だ。※展開サイズは40Lと58L
Aileron Vaultシリーズは、Aileronシリーズのデザインをそのままに、外装素材をポリカーボネートへ変更した軽量モデル。静音ダブルホイールや2つのTSAロックなど機能性もしっかりと引き継いでいる。※58Lと94Lに、機内持込サイズの37Lを加えた3サイズ展開
頑丈さが重要なスーツケースを、敢えて手作業で解体することでより多くのリサイクル素材を取り出すプロジェクト。処分に困っていたユーザーも、これなら安心して引き渡せるのではないだろうか。
スーツケース買い替えを検討中の人は、ぜひ利用してみよう。
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斉藤雄二
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