新型コロナウイルスの流行により、通勤や通学、買い物の際、混雑を避け、他者との接触を最小限にしようと考えている人は多い。公共交通機関の利用を控え、自転車や自家用車を利用する人も増えている。こうした状況の中、密を回避する新たな移動手段として、国内初となる折りたたみ電動バイクのシェアリングサービス「Shaero(シェアロ)」が、サービスを開始した。
自転車よりも速く、車よりも気軽に乗ることができる電動バイクは、日常のちょっとした移動にぴったり。およそ4kmの表参道-中目黒間であれば、15分ほどで到着できるのだ。駅構内や電車内での密を回避しつつ、駅を経由せずに動けるため、より効率的な通勤ルートを選べる。折りたためるコンパクトサイズなバイクは、短時間なら一時的に停車できたり、建物内に持ち込めたりと、自由自在な点も魅力だ。

利用者は原動機付自転車の運転免許こそ必要だが、専用のアプリをダウンロードし、無料の会員登録をするだけで利用はOK。アプリから貸出可能なバイクのある最寄りのステーションを検索・予約し、15分以内に乗りに行こう。料金は15分200円の時間貸しプランや、日額・月額の定額プランとさまざまで、ライフスタイルに合わせたプランから選べる。
返却時は、目的地周辺の返却可能なステーションを予約して、バイクを現地に戻せば完了。折りたたみ方や取り扱い方法は、アプリを見ながらひとつずつ確認できるため、初めて利用する人も安心だ。
Shaeroは、今後1年以内に東京23区内で200か所のステーションを設置予定。これが実現すれば、どこからでも気軽に借り、乗り捨て感覚で返せるようになるだろう。なお、将来的には地方へのステーション設置も計画されていて、公共交通機関が少ない地域の居住者や車を持たない人の活用が待たれる。

車体点検やメンテナンスは、車両を製造する株式会社アクセスの整備士が、定期的に各ステーションのチェックを行うので安心だ。電気代約10円分のエネルギーで30kmもの距離を走行できる電動バイクは騒音や排気ガスがなく、シェアすることで持続可能なライフスタイルが実現されるだろう。次世代の新たな交通手段のひとつとして、今後注目が高まりそうだ。
【参照サイト】Shaero(シェアロ)

河端 麻紀

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