クローゼットに、大切なのに着られなくなってしまった一着はありませんか?
そして捨てるには忍びないけれど、どう直せばいいか分からない。そんな服たちが、もし言葉を話せたら、あなたに何を語りかけるでしょうか?
今回の運営主催である「Community Loops」は、地域内の衣類循環促進や、衣類が捨てられる前の「なぜ?」を探求する中で、修理の前に「モノとの関係性」を見つめ直すことの重要性に気づきました。そこで、個人の創造性を形にする実験工房「FabLabみなとみらい」と共催し、手を動かす前に、心と対話を動かす新しい「対話型リペアカフェ」を実験的に開催します。
このイベントでは、まずショートドキュメンタリー「The Repair Cafe」を鑑賞し、世界に広がるリペアの心に触れます。その後、あなたが持ってきた「修理をしたい一着」に宿る物語を、参加者同士でじっくりと共有します。ここは「修理する場所」ではなく、「修理したい理由」を深く見つける場所です。
対話を通じて愛着の源泉に触れた後、合同会社CYKLUSの衣類修理の専門家(リペアラー)が修理のヒントをお伝えします。

実際の修理は、ご自宅でチャレンジする形となります。今日の対話で深まった想いを胸に、あなた自身の手で、その服の物語の続きを紡いでみませんか?
当日の流れ(タイムテーブル詳細)
・12:45〜13:00 開場&受付
対話型リペアカフェの趣旨
「Community Loops」事業紹介
・13:00-13:10 オープニング&チェックイン
主催者挨拶、本日の趣旨説明(「直す」のではなく「語る」ことから始める)
13:10-13:45 ドキュメンタリー「The Repair Cafe」鑑賞
リペアという行為の背景にある、人の想いやコミュニティの温かさに触れる時間。
・13:45-14:00 感想共有タイム
映画を観て感じたこと、考えたことをグループで共有し、対話のウォーミングアップ。
・14:00-14:40 対話ワークショップ「Listen to your Clothes」
持参した洋服を机の上に広げ、対話の準備をします。簡単な自己紹介と、持ってきた服との「第一印象」を共有。
2〜3人のグループに分かれ、ガイドシートに沿って、持参した服の物語を深く共有します。
「話し手」と「聞き手」の役割を交代しながら、一着の服に宿る記憶や感情を丁寧に探ります。
・14:40-14:50 「これから」のリペア相談会
対話を通じて深まった想いを実現するための、具体的な修理方法やアイデアをリペアラーに相談。
自宅で試せる簡単な繕いのヒントや、地域の修理スポットを紹介。
・14:50-15:00 クロージング&チェックアウト
本日の対話を通じて得た気づきや、持ち帰る「宿題(リペアプラン)」を共有。
主催者からの挨拶、今後の活動案内。
こんな方におすすめ
- 自分の持ち物と、一度じっくり丁寧に向き合ってみたい方
- モノを大切にする暮らしや、その背景にある物語に興味がある方
- 修理したい服はあるが、まずその「愛着」を再確認したい方
- サステナビリティ、サーキュラーエコノミーについて、技術論だけでなく、心のあり方から考えたい方
- 安心できる場で、自分の大切な思い出や価値観について話してみたい方
- 「リペアカフェ」の仕組みや運営について興味がある方
イベント概要
日時: 2025年11月22日(土) 13:00〜15:00(12:45開場)
タイトル: リペアカフェみなとみらいβ 対話編 〜その服は、何を語りたがっている?〜
場所: 神奈川大学みなとみらいキャンパス FabLabみなとみらい
対象: 修理したい衣類をお持ちの方、衣類の地域内循環に興味がある型
定員: 一般募集10名(先着順)*定員に達し次第募集を締め切らせていただきます
参加費: 無料
持ち物: 修理したい服、手放せない物語のある衣類(1点)
申し込み: Peatixよりお申し込みください。
ファシリテーター・運営メンバー紹介
平田健夫 (Community Loops事業担当・合同会社CYKLUS)

Community Loopsプロジェクトメンバー。1997年、慶應義塾大学経済学部を卒業。アパレル企業3社にて営業、製品企画、マーケティング業務を担当。その後、2015年にパタゴニア日本支社に入社し、サーキュラリティ部門ディレクターとして、Worn Wearプログラムの推進、リペアセンターの運営、リセールビジネスの導入などに従事。2024年、合同会社サイクラスを設立し、ブランド共同リペアイベント「DO REPAIRS」などを通じて、リペア文化や循環型社会の普及に向けた活動を展開している。
井黒恵美 FabLabみなとみらいサポートスタッフ

ファブラボみなとみらいスタッフ。神奈川大学経営学部 非常勤講師。(デジタルグラフィックス担当)システムエンジニアを経て、Web制作会社に勤務した後、2017年よりデジタルものづくりの世界的なネットワーク「ファブラボ」で子ども向けのワークショップの企画・実施やユーザーのサポートに従事。デジタルとアナログを掛け合わせたものづくりを探っている。当日は参加者の皆さんのリペアをサポートしながら、衣類に新しい価値を与えるためのアイデアを一緒に考えます。
石塚 和人 (Community Loops広報担当・ハーチ株式会社)

Community Loopsプロジェクトメンバー。本イベントの企画・ファシリテーションを担当。
ハーチ株式会社にてビジネスデザイン・企画・編集・ライティングを担当。現在は主に横浜のサーキュラーエコノミーを加速させるメディアプラットフォーム「Circular Yokohama」のイベント企画や、ハーチ制作ドキュメンタリームービー「The Repair Cafe(リペアカフェ)」国内配給を担当。環境再生医資格保有。神奈川と長野で二拠点居住の実験中。
主催プロジェクト/団体紹介
主催:Community Loops(合同会社CYKLUS/ハーチ株式会社)
環境省採択事業として、横浜市内で衣類の地域内循環モデル構築を目指すプロジェクト。使用済衣類回収の仕組みやリペアカフェの開催を通じて、モノを長く大切にする文化を育み、地域コミュニティとの繋がりを創出しています。
共催:FabLabみなとみらい
神奈川大学が運営する、市民に開かれたものづくり工房。「つくる」を通じた学びと交流の拠点として、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械から、ミシンや手芸道具まで、様々なツールを提供しています。
協力:Circular Yokohama(運営:ハーチ株式会社)
Circular Yokohamaは、ハーチ株式会社が運営する、横浜市内における循環経済推進メディア・プラットフォーム。横浜市および市内の事業者や教育機関、NPOらと連携しながら、循環経済の普及・推進に取り組んでいます。イベントやワークショップ、学習プログラムや展示・販売などのほか、国内外の機関と連携しながら企業や自治体のサステナビリティ・循環経済への移行を支援しています。
・ウェブサイト:https://circular.yokohama/
・公式Instagram:@circular_yokohama
【参照サイト】Community Loops
【参照サイト】ファブラボみなとみらい
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