大阪の能勢・妙見山を拠点に「循環葬®︎」を行うat FOREST株式会社が、新たに、グリーフケア(喪失のケア)につながる葬式である、森の小さなお別れ会「Forest Gathering」のサービスを開始する。
循環葬®は、火葬後の遺骨を粉骨し、森林の土中に直接埋葬する葬法だ。遺骨を骨壷に入れず、墓標さえも残さず、自然との循環を促す方法で埋葬するのが大きな特徴で、埋葬された遺骨は、数ヶ月ほどで樹木や微生物によって自然へと戻っていく。
今回、新しく始まったサービスでは、今までの葬式の形や慣習にとらわれず、遺族の心を森林と食事で癒すことを目指す。
「Forest Gathering」では、「森で集う」という名の通り、緑に囲まれたデッキで、家族や親しい友人だけで見送りの時間を過ごせる。また、地元・能勢の食材を使ったケータリングサービス行う能勢町の「TOGO BOOKS nomadik」をフードパートナーに、心と身体にやさしい料理も用意される。
米国臨床心理学博士であり、グリーフ&ブリーブメント研究所代表の森田亜紀氏は、森は喪(グリーフ)の空間であるとし、「森は命の儚さと美しさが一年を通して循環する場所。森の中で五感を澄ませ、静かに想いを馳せれば「あちら」と「こちら」の境界線が緩やかに溶け、大切な人の命を深い緑の生命体の中に、感じることができるだろう」と、森とグリーフの関係について触れている。
誰にでも訪れる「死」を森づくりにつなげ、自然豊かな未来に貢献することを目指す循環葬®︎が手がける葬式は、形式よりも人の想いに寄り添う、新しい見送りのスタイルとなるのではないだろうか。
サービス開始:2023年10月25日
料金:253,000円(税込)/5名 (フード・デザート・ドリンク含む)※1名追加ごとに+16,500円(税込)
対応人数:3名〜12名様
【公式サイト】RETURN TO NATURE
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