家で眠っている服が未来をつくる!リユース&寄付プロジェクト「FELICYCLE」始まる

好みの変化や季節の経過によって着用しなくなったものの、まだ使える服や服飾雑貨をソーシャルアクションに活用できるプロジェクト「FELICYCLE(フェリサイクル)」がスタートしました。 

FELICYCLEはファッションや雑貨などの通信販売事業を行う「株式会社フェリシモ」によって開始された服やファッション雑貨のリユースプロジェクトです。不要になった服や服飾雑貨をリユース事業者に送付し、その査定金額が社会課題解決に取り組むフェリシモ指定のNPO法人などに寄付されるという仕組みです。

サービスの利用方法は簡単で、公式サイトからオンラインで申し込みを行い、指定のリユース企業に直接送付するだけで完了。その後は送付した服や雑貨の査定額が、応援する財団やNPO法人に寄付され、団体の活動に活かされるという流れです。

FELYCYCLE

支援先は3つの団体の活動から任意で選べます。

まず1つめは「一般社団法人PBPCOTTON」が取り組む「PEACE BY PEACE(ピースバイピース)コットンプロジェクト」。世界の子どもたちの教育支援に取り組み、オーガニックコットンの栽培や研究開発を通して、児童の就学や奨学支援を行っています。2008年からフェリシモの事業としてスタートし、永続的な活動のために2017年に一般社団法人を設立しました。

詳細URL:PEACE BY PEACE COTTON PROJECT

2つめは「特定非営利活動法人AMDA社会開発機構」が取り組む「フェリシモ地球村」。貧困からの自立や自然災害からの救済、復興支援など、世界各地で取り組んでいるNPOやNGOの活動に賛同し、支援しています。1993年に発足後、総額3億2,000万円以上、世界60カ国266のプロジェクトを支援してきました(2020年10月現在)。

詳細URL:フェリシモ地球村の基金 世界の人たちとつながろう|FELISSIMO COMPANY

FELYCYCLE-寄付

3つめは「公益財団法人日本アニマルトラスト」が取り組む「フェリシモ猫部 わんにゃん支援活動」です。これまで国内約50の動物愛護団体による、飼い主のいない動物の保護や里親探し活動を支援してきました。さらに保護動物のエサ代、医療費、災害時の保護活動や、野良猫の過剰繁殖防止活動といった幅広い支援も行っています。

詳細URL:わんにゃん支援活動│フェリシモ猫部│

普段ニュースに触れる中で、自分に何かできることはないかという気持ちになることも多いでしょう。社会問題なんて縁遠いものと感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし近年は、ソーシャルアクションに気軽に参加できる仕組みも増えてきています。このたびのFELICYCLEもそのひとつ。不要になった服やファッション雑貨が処分されることなく、必要な人の元でリユースされるので、環境負荷も減らせます。クローゼットにしばらく眠っている服を使って、よりよい未来の社会づくりに参加してみませんか。

【ウェブサイト】FELICYCLE [フェリサイクル]|フェリシモ
【ウェブサイト】FELISSIMO フェリシモ公式サイト

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みすみぞの いずみ

九州在住、2男児の母でライター。産後、慣れない育児と家事を必死に両立させようとする中で、モノを減らした暮らしの快適さに気づく。もっともっと毎日の生活も思考もシンプルにさせたい30代半ば。