今や、ネットショッピングは私たちの生活に欠かせないものとなっている。そこで問題となっているのが、配達後に出る梱包材のごみ。実店舗では包装やレジ袋の削減といった取り組みが進んでいるが、ネットショッピングではまだまだ多くの梱包材が使われている。
そのような物流分野の課題解決のために取り組んでいるのが、株式会社comvey(コンベイ)である。同社では、EC事業者向けに、使い捨てずに再利用してシェアするエコな梱包「シェアバッグ®︎」の導入をはじめている。
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シェアバッグ®︎で届いた商品は、ハサミやカッターを使わずに開封することができる。商品を取り出した後は、折り畳んでポストに返却するだけ。返却が確認されると、クーポンなどの特典を受け取ることができる。そして、返却されたシェアバッグ®︎は、クリーニングや修繕後、提携しているEC事業者にて再利用される。
この仕組みであれば、EC事業者は梱包材の保管スペースや梱包作業を、購入者は梱包の開封や処分の手間を抑えることができる。また、ダンボール回収やごみの焼却時に発生する二酸化炭素排出の削減にもつながる。
さらに、数十回のリユースを経て役目を終えたシェアバッグ®︎は、プラスチック製品を成形するのに欠かせない再生ペレットへと生まれ変わるため、廃プラスチックの削減にも貢献できる。
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シェアバッグ®︎は、リサイクル可能な国産生地を使用。国内の工場で一つ一つ丁寧に縫製されている。
現在、シェアバッグ®︎を導入しているのは、O0u(オー・ゼロ・ユー)、NobodySurf(ノウバディ サーフ)、Syncs. Earth(シンクスアース)の3ブランド。これらのECサイトで購入する際は、ダンボールなどの通常の梱包にするのか、シェアバッグ®︎にするのかを選択できるようになっている。
既にシェアバッグ®︎を利用した人たちからは、「バッグのデザインがおしゃれ」「コンパクトでかさばらない」「既にあるものを大切に、繰り返し使えるのが良い」「環境への負荷が減らせている実感が持てる」などといった声があがっている。今後パートナーブランドも増えていく見込みとのこと。
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シェアバッグ®︎は、世界44カ国140点、循環型経済を目指す企業や個人の中から選ばれるグローバル・アワード「crQlr Awards (サーキュラー・アワード)2023」を受賞。シェアバッグ®︎の導入による利用者たちの行動や、持続可能な社会への効果に世界からも注目が集まっている。
頻繁に利用するネットショッピングだからこそ、手間を抑えることができて、地球環境に優しいサービスを選んでいきたいもの。梱包材のごみ問題への、今後の展開に期待したい。
【参照ページ】comvey
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あゆみ
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