身近でありながら、なかなか電子化されていないレシート。イオンは6月21日(金)より、グループ19社約4,000店舗にて電子レシートを順次導入することを発表した。ペーパーレス化による環境負荷軽減と、利用者の利便性向上を目的としている。
電子レシートとは、従来の紙のレシートに代わり、購入履歴をスマホアプリで確認できるというサービスだ。電子レシートに切り替えることで、年間約7.8万本分の樹木に相当するロール紙の削減を見込んでおり、環境保全に大きく貢献することが期待されている。
利用方法は、イオンの総合アプリ「iAEON(アイイオン)」内にある専用バーコードを提示するだけ。読み取り後はアプリに電子レシートが保存され、いつでも見返せる。
画像ファイルとしてスマホのローカルストレージにDL保存できる機能も備えており、返品や領収書発行にも対応しているため、紙のレシートと同様に利用できるとのことだ。
将来的には、電子レシート利用によるEco効果を可視化し、利用者でも簡単に確認できるような取り組みも行っていくようだ。自身の買い物が環境にどのくらい貢献しているかを具体的に実感できる。
導入予定企業19社は次のとおりだ。
- イオンリテール(株)
- イオン北海道(株)
- イオン東北(株)
- イオン九州(株)
- イオン琉球(株)
- イオンリテールストア(株)
- (株)サンデー
- イオンスーパーセンター(株)
- イオンバイク(株)
- イオンリカー(株)
- (株)ダイエー
- イオンマーケット(株)
- マックスバリュ東海(株)
- マックスバリュ北陸(株)
- (株)光洋
- まいばすけっと(株)
- イオンビッグ(株)
- イオンウエルシア九州(株)
- R.O.U(株)
電子レシートの利用促進のため、6月21日(金)から8月31日(土)までの期間、利用者にWAON POINTの進呈や、抽選でEcoグッズが当たるキャンペーンも実施中だ。
今回の電子レシート導入は、日本中で慣習化していた「紙レシート」をなくす大きなきっかけにもなるかもしれない。アプリで管理することで、利用者たちも環境保護への取り組みを、より身近に感じることができるのではないだろうか。本取り組みの成功に期待したい。
【参照サイト】iAEON
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斉藤雄二
「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。
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