脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験できる「ゼロカーボンパーク」へ行こう

2022年8月現在、日本には脱炭素化に取り組む公園「ゼロカーボンパーク」が10カ所あります。ゼロカーボンパークでは、脱炭素化の持続可能なライフスタイルを体験することができます。今回は、脱炭素に向けた主な取り組みと、ゼロカーボンが体験できるおすすめのスポットを紹介します。

ゼロカーボンとは

ゼロカーボンパーク ゼロカーボンとは

ゼロカーボン(zero carbon)とは、温室効果ガスやCO2(二酸化炭素)の排出量をゼロにすることをいいます。 日本では、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しており(2020年10月)、また2030年度に2013年度比で温室効果ガス46%削減を目指し、さらに50%削減に向けて挑戦することを表明しました(2021年4月)。

ゼロカーボンパークとは

ゼロカーボンパークとは

ゼロカーボンパークとは、環境省が推進している、先行して脱炭素化に取り組む国立公園・エリアのことをいいます。脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験できる場を目指しています。

ゼロカーボンパークの取り組み

ゼロカーボンパーク  取り組み

ゼロカーボンパークの主な取り組みとして、電気自動車などの活用、国立公園に立地する利用施設における再生可能エネルギーの活用、地産地消などがおこなわれています。ゼロカーボンパークのある地域の特徴を活かしながらユニークな取り組みが考えられています。また、脱プラスチックなどサステナブルな観光地づくりもしています。

ゼロカーボンパークの紹介

2022年8月現在、ゼロカーボンパークに登録されている公園・エリアは、10カ所あります。実際に訪れて脱炭素のサステナブルライフを体験してみましょう。

中部山岳国立公園(乗鞍高原)/長野県松本市

ゼロカーボンパーク 乗鞍

画像出典:乗鞍高原ゼロカーボンパーク

中部山岳国立公園(乗鞍高原)は、ゼロカーボンパークとして日本で初めて登録されたエリアです。地域の脱酸素に向けたフォーラムやワークショップの開催、脱炭素二次交通システムの構築を見越したE-BIKE(※)の貸し出しなど脱炭素・脱プラの要素をツアーコンテンツに盛り込んだサステナブルツーリズムの試行的取り組みが積極的におこなわれています。今年2022年3月には、アウトドア企業コロンビアと連携協定・パートナーシップを締結しました。
※ E-BIKE(イーバイク)とは、スポーツバイクに電動アシストユニットを取り付けした自転車です。
【特設サイト】乗鞍高原ゼロカーボンパーク

伊勢志摩国立公園/三重県志摩市

ゼロカーボンパーク 伊勢志摩

画像出典:伊勢志摩国立公園

伊勢志摩国立公園は、全国で2番目にゼロカーボンパークに登録され、海のあるゼロカーボンパークとしての先進地域を目指しています。ブルーカーボン(※)を活用したCO2吸収源となる沿岸域の藻場・干潟の再生、アパレルメーカーと連携しクリーンアップ活動で回収した海洋ごみを環境価値の高い製品に変換する事業などをおこなっています。市内においても、マイボトル等で利用できる給水機を公共施設や民間施設に設置するなどの取り組みがおこなわれています。
※ブルーカーボンとは、海藻などの海洋生物によって吸収された炭素のことをいい、森林の二酸化炭素をグリーンカーボンといいます。
【特設サイト】伊勢志摩国立公園|三重県国立国定公園特設サイト

その他のスポット

おわりに

脱炭素の取り組みは、限られたエリアでおこなうことではありません。2025年までに100カ所以上の脱炭素先行地域をつくり、日本全国あらゆる場所で脱炭素化を目指す取り組みがされています。私たちの日常生活の中でも、CO2排出を少し減らすことができないか一度考えてみましょう。

【参照サイト】脱炭素ポータル|環境省
【参照サイト】ゼロカーボンパークの推進 | 自然環境・生物多様性 | 環境省
【参照サイト】コロンビア公式サイト長野県松本市と「山岳観光の振興に関する連携協定」。環境省と中部山岳国立公園パートナーシップを結びました。
【関連ページ】欧州初のカーボンニュートラルな町、スウェーデンのマルメを歩く。オンラインツアー参加レポート
【関連ページ】ふろしきや、長野県千曲市で持続的な脱炭素社会づくりに向けたイベント「ワーケーション・ウェルカムデイズ」を開催
【関連ページ】地域観光を促進するサイクルツーリズム・自転車旅の魅力

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中池 梓

現在は子育てに奮闘しながら、頑張り過ぎずエコで優しい生活を目標に田舎暮らし。最近の趣味は、小説の深読み(植物が登場する作品に限る)。参考文献などを読みあさり自己流に作品を分析してマニアックに楽しむことにはまっている。