【2022年】エアコンの節電に!サーキュレーターおすすめ5選

異例の早さとなった梅雨明け宣言もあり、これから夏にかけて電力不足が心配されています。政府から「節電要請」が発せられたものの、具体的にどんな対策したらよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、暑さ対策と節電対策の両方に効果的な「DCモーター式サーキュレーター」について解説します。記事の後半ではおすすめの機種4選も用意しているので、ぜひ最後までご覧ください。

サーキュレーターとは?選び方のコツも

近年、家電量販店などでは、サーキュレーターを目にするようになりましたが、どんな家電で、どんなメリットがあるのでしょうか?まずは、扇風機との違いやDCモーターによる節電効果、選び方のコツについて解説していきます。

扇風機との違いは?

サーキュレーターとは、設置場所の空気を循環させ、温度や湿度を均等に保つための設備です。拡散した風を発生させ、利用者に直接風を送るのが扇風機なら、サーキュレーターは強い風を真っ直ぐ起こし、設置場所の空気をかき混ぜるようなイメージです。

冷房や暖房と併用することで温度や湿度の“ムラ”を無くし、冷暖房の効率を上げる効果が期待できます。

省エネポイントは「モーター」にある

サーキュレーターは、モーターの力を使ってファンを回転させて風を発生させる機器ですが、近年は「DCモーター」を採用した製品が多くなっています。パナソニック株式会社が公開している「DCモーター扇風機のメリット」によると、DCモーターを約1ヶ月使った場合、従来のACモーター式のものと比べ約5〜10倍も電気代が節約できるそうです。

DCモーター式のサーキュレーターには、他にも以下のようなメリットがあります。

  • 静音性に優れている:DCモーター式のサーキュレーターはACモーターに比べ駆動音が小さく静かです
  • 風力の多段階調整が可能:ACモーターの風量調整機能は「弱・中・強」など、おおまかでしたが、DCモーターは8段階や10段階など細かな制御が可能です

特に2番目の多段階調整は、快適性にも電気代節約にも重宝しそうな機能です。ただし、DCモーター式の製品はACモーター式と比べると本体価格が高くなってしまうというデメリットもあります。販売価格はメーカーや機種によって様々ですが、約1.5〜2倍程度の予算を見積もっておくと良いでしょう。

首振りは左右に加え上下も必須

サーキュレーターは、屋内の空気を循環させるという役割なので、首振り機能は「左右」に加え「上下」も必須です。360度回転するものも多く、ランダム運転やリズム運転といった機能を持つモデルもあります。

「適用畳数」を確認しよう

サーキュレーターには、パワーや効果範囲を「適用畳数」で表すことが多いです。スペック表に「8畳」とある場合、「8畳の部屋に適した機種」ということになります。使用する部屋の広さと欲しい機種の「適用畳数」を見ながら検討するようにしましょう。

リモコンやお手入れのしやすさも考慮しよう

その他の機能としては、赤外線リモコンに対応したモデルがおすすめです。離れたところからでも空調をコントロールしやすくなり、無駄に席を立つ手間を省けます。また、カバーやファンが簡単に取り外せるなど、メンテナンスのしやすさも重要なポイントでしょう。定期的にお手入れすることで、サーキュレーターの効果をしっかりと活かすことができます。

他にも、首の長さを変更できるアタッチメントが付いているものやコードレスタイプ、壁掛けタイプなど、様々な種類が販売されています。

おすすめのサーキュレーター5選

ここからは、おすすめのサーキュレーターを5機種紹介します。本記事では、以下の4つの基準から選びました。

  • DCモーターであること
  • リモコン付属であること
  • 上下左右または360度回転機能があるもの
  • 本体価格は15,000円前後まで(※22年7月現在の目安)

洗えるサーキュレーター YLS-DF18(30畳対応)【YAMAZEN(ヤマゼン)】

YAMAZEN

株式会社山善の「洗える サーキュレーター」シリーズです。30畳と強力なうえ、首が長く扇風機のように直接風を浴びることもできます。山善の「洗える」シリーズは、カバーやファンに加え、裏ガード部まですべて外して洗えるので、いつも清潔な状態で運用可能です。

【ウェブサイト】:YAMAZEN

DCモーター 壁掛サーキュレーター YWRX-BMD18【YAMAZEN(ヤマゼン)】

YAMAZEN

壁に設置することで、高い位置から室内の空気を循環させることができるタイプです。限られたスペースを有効活用できるほか、設置場所によっては冬場も風を直接受けることなく空気循環を狙えるのがメリットでしょう。反面、場所をこまめに変えるといったことはできません。

【ウェブサイト】:YAMAZEN

PCF-BD15T【アイリスオーヤマ】

PCF-BD15T【アイリスオーヤマ】

画像出典:アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ株式会社のシンプルなサーキュレーターです。低価格ながらDCモーター、リモコン付き、上下左右首振りモードと最低限の機能を備えています。風量調整が5段階と、他のDCモータータイプと比べ若干使いにくさは感じるものの、卓上からフロア用までさまざまなシーンで活躍してくれそうです。

【ウェブサイト】:アイリスプラザ

3D首振りDCモーターサーキュレーター FST-E3DN_WH【ニトリ】

ニトリ

画像出典:ニトリ

株式会社ニトリの卓上サーキュレーターです。アイリスオーヤマの「PCF-BD15T」と比較すると、ひと回り大きいサイズですが、風量調整は8段階、リズム運転やおやすみ運転など豊富な機能が魅力です。

【ウェブサイト】:ニトリネット

  • 商品の詳細を見る:楽天
  • 8,990円〜(税込)

コードレスマルチファン KCF-2302/W【小泉成器株式会社】

コードレスマルチファン KCF-2302/W【小泉成器株式会社】

画像出典:コイズミ

5つ目は、昔ながらの扇風機のような見た目をしたサーキュレーター「KCF-2302/W」です。同系列の製品のなかでは中クラスのサイズながら、最も大きな特徴はコードレスな点でしょう。マグネット接続のため、普段はコードにつないで使い、動かしたいときだけコードを外して移動させるいったことが可能です。

ただし、本記事で取り上げているサーキュレーターの消費電力が18〜22Wなのに対し、「KCF-2302/W」は35Wと少し高いので電気代に注意しましょう。

【ウェブサイト】:KOIZUMI

サーキュレーターは「熱」や「冷気」を発生させるものではない

暑さ対策にも節電にもおすすめな「サーキュレーター」を5つ紹介しました。

扇風機やサーキュレーターといった風を起こす家電は、「熱」や「冷気」を発生させるものではありません。気流によって体感温度を下げたり、室内の温度を快適に保ったりするための設備です。特徴をしっかりと理解し効果的に使うことができれば、エアコンだけに頼っていた過ごし方よりも、エコで快適な暮らしに近づくのではないでしょうか。本記事を参考に、ぜひ自分に合ったサーキュレーターと快適な使い方を検討してみてください!

【参照サイト】:パナソニック株式会社
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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。