環境に優しい竹を用いたアメニティ「MiYO Organic」のあるサステナブルな宿

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miyo organics

サステナブルな宿とは、どのような宿のことをいうのでしょうか?環境問題を考えた際に、考慮できる点は多々あります。全ての点を網羅した完璧な旅をするのは、まだまだ難しさもありますので、できることからひとつずつ選択をしていけるといいですよね。

今回は、100%無添加のオーガニック竹歯ブラシをはじめとした、一度きりの使い捨てを前提としないホテルアメニティである「MiYO Organic(ミヨオーガニック)」を導入している宿をご紹介します。

MiYO Organicのホテルアメニティ


MiYO Organicは、創業者が出張先で泊まったホテルにあった1本のアメニティの歯ブラシがきっかけとなり誕生しました。たった1度使っただけで、捨てられてしまうという事実に改めて気づき衝撃を受けたといいます。

そうした経験から、一般的に使い捨てが当たり前とされていたホテルアメニティの常識を捉え直し、アメニティを宿泊客への「ギフト」と位置付け、捨てずに家に持ち帰って継続して使ってもらえるよう価値を定義しなおしました。またアメニティにはプラスチックではなく、成長サイクルの中でCO2を吸収したり、根から葉まで無駄なく使うことができる竹素材を用いています。

代表的なのはオーガニック竹歯ブラシですが、それ以外にも、オーガニック竹綿棒&コットンセット、オーガニック竹ヘアコーム、歯磨きペーパーなど様々なオーガニックホテルアメニティが商品ラインナップに並んでいます。

そんなMiYO Organicのアメニティを導入している宿泊施設を紹介していきます。

ONSEN RYOKAN 由縁 新宿(東京・新宿)

”新宿に旅館” と聞くと、不思議な気持ちになる人もいるかもしれませんが「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」は、日本に古くから続く「旅館」という一つの文化がもつ本質をつむぎ、2019年5月にオープンした旅館です。

簡素で無駄のない構成。静かさと落ち着きのある空間。削ぎ落とした美、五感で四季を感じるおもてなしなど、彼らが「旅館」の本質であると考える要素を取り入れ都会のど真ん中に門を開いています。新宿の喧騒を抜けて、宿の暖簾をくぐると、そこには別世界のように静かで趣のある空間が広がります。

旅館ですからもちろん温泉も。箱根の芦ノ湖温泉の源泉から運ばれた露天風呂は肌に良いアルカリ性単純温泉。新宿の町を一望しながらとっぷりと湯に浸かることができます。

2022年1月より一部客室(YUENスイート、プレミアムダブルルーム、ダブルルーム)に MiYO organicの竹歯ブラシ、櫛、綿棒が入ったアメニティセットが導入されています。大都会の中の旅館、ぜひお試しあれ。

住所東京都新宿区新宿5-3-18
電話番号03-5361-8355
公式HPhttps://www.uds-hotels.com/yuen/shinjuku/
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GOOD NATURE HOTEL KYOTO(京都・下京)

「人にも、自然にも、いいものを」をコンセプトにした、京都の町を見て回るのに最適な河原町にあるホテル「GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッドネイチャーホテル京都)」。GOOD NATUREという名前にも表れている通り、ここではアメニティに関わらず数多くのサステナブルな旅を叶える取り組みが行われています。

レストランや施設から出た食品廃棄物は堆肥化して活用、ゴミの分別ステーションやウォーターサーバーの設置、農作物や工芸品・加工食品などの地産地消などなど、「体・心・地域・社会・地球にとって健康的で、しあわせであるか」を基準に様々な選択がなされています。

2022年4月からは、プラスチック資源循環促進法を踏まえ、アメニティの有料販売とアメニティの販売売り上げの寄付・支援の取り組みを始めました。基本的にアメニティは家にあるものを持ってきましょう。もし忘れてしまったり必要な場合は有料で販売しますが、その売り上げは循環型農業のパートナーへの支援や、フェアトレードで輸入している農作物の農園支援など、循環型社会の実現にむけて活動する事業者の支援などに使いますということです。

またGOOD NARURE HOTEL KYOTOは、泊まるだけではなく、食べる、買う、体験するといったことも楽しめるホテル。ホテルの建物の1-3階にはオーガニック認証を取得した農産物や食品が購入できるマーケットや、マーケットで販売している食品を使用したメニューが食べられるキッチン、自然に優しく使い心地も良い、“日本のいいもの”を集めたショップなどが集結。そのほかにも、ココロを愛でる、文化に触れる、自分を見つめるといった様々なテーマのアクティビティが用意されています。サイトには、オーガニック×自然に触れる観光情報なども掲載されているので要チェック!

サステナブルな宿、旅を体験したい人にはとてもおすすめなホテルです。

住所京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318番6
電話番号075-352-6730
公式HPhttps://goodnaturehotel.jp/
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香林居(石川・金沢)

九谷焼をはじめ古くから世界の工芸品を扱うギャラリー「眞美堂」のビルを改装し、東洋世界における美の在り方を見つめ、その処方を試みる滞在型空間として2021年10月「香林居(こうりんきょ)」は誕生しました。

「土地に充満する空気が凝縮されて文化となり、それがやがて洗練された美へと滴下していくのではないか」こうした考えから、土地の空気感をぎゅっと閉じ込めて宿泊体験の中に散りばめたいという思いを持っていた創業メンバーが出会ったのが”蒸溜”。

建物の一階に蒸留所を設け、日本三霊山の一つである石川県と岐阜県にまたがりそびえる白山の森林素材を1日に1回蒸留し、精油と芳香蒸溜水を精製しています。芳香蒸溜水は屋上に設置されたサウナのロウリュウォーターとして、またホテルのシャンプーなどにも活用されています。

ギリシャ語で「雨上がりの草木の匂い」という意味の自社開発アメニティブランド「Petrichor(ペトリコール)」は、シャンプー類などを量り売りで購入することも可能。MiYO Organicのアメニティは、”必要な分だけラウンジ渡す”というスタイル用意されています。

また、香林居には「処方」「蒸溜」「浮遊」「香瞑」といった魅力的な名前の体験コンテンツも用意されています。金沢、香林坊の地の風土を感じに訪れてみたいホテルですね。

住所石川県金沢市片町1-1-31
電話番号076-209-7766
公式HPhttps://www.korinkyo.com/
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MEGURU| 巡(沖縄・石垣)

meguru

Image via MEGURU| 巡

沖縄県石垣島北部に2022年5月30日にオープンした旅と暮らしが循環するライフスタイルホテル「MEGURU| 巡」。

器を手にとり、丸みがありつるっとして温かみがあるなあと感じたり。突然降り出し止んだ雨が草木を濡らした涼やかな香りを全身に吸い込んだり。人間には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚といった五感が備わっているにも関わらず現代に生きる私たちはそれをあまり存分に使わずに生きているように感じます。

「MEGURU|巡」は「五感を呼び起こし、日常を再発見する。」をコンセプトに、旅を日常の延長と捉え、その中で体験したことや数々の小さな発見が、日常に巡り巡って循環し、自らの感覚を再発見すると考え宿の運営を行なっています。

アメニティや備品は、環境負荷をできる限り避け、自分の暮らしで扱うことはもちろん、大事な人への贈り物にもできるものを選定し、宿泊者が生活者となってなお、息づく日用品が取り揃えられています。MiYo Organicのアメニティもそのうちの一つとして導入されています。

心洗われるほど純真な自然に、身を任せる。雨音を遮る葉の声に耳を澄ませる。この世のものとは思えない程の深い色彩をもつ、植物の美しき碧を感じる。日本のご飯の型である一汁一菜をしっかりと味わう。心のままに感じる時間を、「MEGURU| 巡」で過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所沖縄県石垣市川平1218−87
電話番号080-8718-3112
公式HPhttps://www.chillnn.com/17d9d6fbcd13ab
all day place shibuya(東京・渋谷)

「渋谷の日常へようこそ」そんな言葉とともに「まちの人も旅人も、誰でも気軽に立ち寄れる”いつもの居場所”」として渋谷駅から歩いて5分のところに2022年4月27日にオープンしたホテル「all day place shibuya(オールデープレスシブヤんな創業メンバーの旅への価値観をもとに、かつて、酒場と宿屋が一体となったパブリックハウス(現在のパブの語源)がまちの社交場として、まちの人も旅人も分けへだてなく受け入れていたように、誰でも気軽に立ち寄れる、心地よい”いつもの居場所”が渋谷のまちには必要だと考えつくられたのがこの場所です。

まちの人と旅人の交わりが生まれるように、ホテルの1、2Fには、デンマーク発の人気クラフトビールMikkeller(ミッケラー)が飲めるビアバーや、ONIBUS COFFEE(オニバスコーヒー)によるカフェといった飲食店が軒を連ねます。また、まちの日常を旅人に伝えられるようにと、ホテルが発行する渋谷ローカルガイドメディアの配布や音声コンテンツも提供。ホテルレセプションにはコミュニケーションテーブルを用意し、ホテルスタッフとゲストが肩を並べて、旅の計画やまちのおすすめ情報などを気軽に分かち合える場も設けられています。

アメニティは、MiYo Organicをはじめ、環境に優しく、日常でも使いたくなるクオリティのアイテムを厳選。ペットボトルの水は配布せず、水は部屋に用意されたグラスにホテル内のウォーターサーバーで水汲みするスタイルを推奨するなど各所に環境への配慮が見られます。

渋谷の街に刻刻と流れる息吹を感じに、ふと立ち寄りに行きたい場所ですね。

住所東京都渋谷区渋谷1-17-1
公式HPhttps://www.uds-hotels.com/all-day-place/
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白のMINKA(静岡・浜松)

出逢う人、もの、空間、食。そこに宿るなにかによってライフスタイルを少し美しくしたくなるような、非日常でありながらも今とこれからを見失わない、スローかつクリエイティブな感覚を誘う宿「白のMINKA」。

オープンガーデンを抜けた先に宿の入口があり、扉をくぐった先には大きな窓からお庭や山々の景色がひろがります。敷地内には、北欧、英国、米国のヴィンテージ家具が配置された、ゆったりとアーティスティックな気分で滞在できる施設や、ロウリュも楽しめるフィンランド式サウナ、水のせせらぎの聞こえる苔の庭など、日本文化と北欧デザインが融合されたような設がたっぷりと。

各客室もそれぞれ風、木、川、谷、空、草といった名称で「シンプルな美とクリエイティブ」をテーマに構成され、居るだけで気分が落ち着くと同時に高揚しそうな美しいデザイン。

環境に優しい、長く大切に使える、シンプルで飽きがない、つながりを大事に、心と身体に優しい。そんな彼らの考えるスローライフを感じられる場所です。

住所静岡県浜松市北区都田町10087番1
電話番号053-428-6111
公式HPhttps://dlofre.jp/spots/shiro-no-minka/
LINNAS KANAZAWA(石川・金沢)

デンマーク語で「満ち足りた」や「居心地のよい」を意味する言葉「HYGGE(ヒュッゲ)」をコンセプトに、旅そして旅のあとの日常までもっと豊かになるように、滞在を通じて暮らしの幸せに気づくヒントを提案している複合施設「LINNAS KANAZAWA(リンナスカナザワ)」。

新鮮な魚や食材が所狭しと並ぶ金沢市民の台所である近江町市場から徒歩2分に位置し、レストランやジム、サウナ、コワーキングスペース、そしてホテルと様々な機能が備わった施設です。

館内では、もっちりさらさらで着心地がよく、リサイクルペットボトルをアップサイクルして作られた館内着がレンタルできる他、バスアメニティには大阪の創業96年目、老舗石鹸メーカー木村石鹸の製品を使用。MiYo Organicの竹歯ブラシと竹コームもフロントで必要な人は購入することができます。

その他にも、短期的なアーティスト・イン・レジデンスの取り組みや、使わなくなったファッションアイテムの物々交換をする「Fashion Swap Meet」イベント、1ヶ月の長期滞在プランの提供など様々な取り組みが行われています。

住所石川県金沢市尾張町1-2-8​(旧エンブレムステイ金沢)
公式HPhttps://www.linnashotels.com/kanazawa/
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志ん屋(兵庫・冨岡)

広大な田んぼに畑、それらを囲む山々、小鳥のさえずりに満天の星空。兵庫県北部、山陰海岸ジオパークおよび氷ノ山後山那岐山国定公園の区域に位置する神鍋高原そばの宿「志ん屋」。親子三代に渡り受け継がれてきた宿が、2022年4年1月に四代目代表に受け継がれ、家族で運営されている民宿です。

宿で頂くご飯に使われる食材は、ほとんどが神鍋高原産。特に旬の野菜とお米は、お宿の旦那さんと女将さんが愛情をたっぷり込めて作った自慢の品。食材を作った方のお宿でご飯をいただけるなんて、なんて贅沢なんでしょうか。

また「志ん屋」は、食だけでなく体験も充実しています。女将さんが講師となる金継ぎアクセサリーワークショップや、EVバイクを借りての散策、春〜秋シーズンは滝や小川の近くにある神鍋の雄大な自然な中でのアウトドアサウナも楽しめます。入浴やサウナにぴったりのオリジナルタオルもとっても可愛い…

環境に配慮した取り組みとしては、割れてしまった器の金継ぎでの修復や、名刺や宿帳など紙類の使用の削減、ゴミ袋はプラスチックではなく新聞紙で作ったものを使用、プラスチック製の歯ブラシを廃止し、基本的には持参を推奨しつつも、有料で竹歯ブラシを準備するなど様々行われています。

まるで実家で親戚と集まっているように、のんびりとありのままで満喫できる「志ん屋」。ただいま!といった気持ちで訪れてみては?

※本記事は、株式会社ハーチが運営する、自分と社会の今と未来をより良くしていける「これからのLive」に出会えるライフスタイルメディア「Livhub」からの転載記事となります。

【参照サイト】MiYO Organic
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Life Hugger 編集部

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