毎日の暮らしのなかで、ふと「もう少し丁寧に生きたいな」と思うことはありませんか。
下北沢と世田谷代田のあいだにあるBONUS TRACKは、線路の跡地に小さなお店や本屋、広場やギャラリーが集まる、ゆったりとした場所です。気ままにお散歩したり、ベンチで一息ついたり。だれと来ても、ひとりで来ても、肩の力を抜いて過ごせる空気が流れています。
ここでは毎年6月を「環境の六月」と名づけ、暮らしのそばから環境を考えるきっかけをつくってきました。今年のテーマは「手をかける、練習。」。「環境」は自然のことだけでなく、一緒に過ごす人やまち、日々の会話まで含みます。手を加えることも、あえて見守ることも関わり方のひとつ。正解はひとつではないからこそ、練習くらいの気持ちで向き合ってみる——そんな、心がほどけるテーマです。
楽しみながら考える、土曜日のマーケット
お出かけなら、まずは6月13日(土)がおすすめ。この日はBONUS TRACKの広場とHOUSEで、いくつものマーケットが同時に開催されます。
「ぐるるる -循環を巡るマーケット- vol.5」は、循環をテーマにしたマーケット。着られなくなった服が、その場で新しい一着に生まれ変わるワークショップもあります。手放せなかったお気に入りが誰かの手で蘇っていく様子は、ものとの付き合い方を見つめ直すきっかけになりそうです。同じ日には、本との出会いを楽しむ「BOOK LOVER’S HOLIDAY 環境編」も。からだやこころ、暮らしそのものなど、いろんな「環境」をテーマにした本が並びます。月末の27日(土)・28日(日)には、環境にまつわる作り手が集う「環境市庭」も開かれるので、実際の作り手の想いに直接触れることができます。

広場でのイベントの様子
観察して、関わって、試してみる。環境を見つめる展示
ギャラリーでは、展示が会期をずらして登場します。
メインとなるのは、福島県飯舘村で活動する図図倉庫(https://www.zuttosoko.com/)とBONUS TRACKが協働する展示「手をかける、練習。」(8〜30日)。下北沢と飯舘村、都市と農村という異なる背景を持つふたつの地域から人と環境の関係をどう育て直していくのかを見つめます。
海に目を向けるなら、海岸で回収されたプラスチックごみから作品をつくるPimlico Arts JAPAN(https://www.pimlicoarts.jp/)の展示(10〜16日)を。今回はここで集められたペットボトルのキャップも素材になっているそうです。分別したあのキャップが巡り巡ってアートになる。「捨てる」の先を考える機会になります。
そして、下北線路街の植栽を手がけるシモキタ園藝部(https://shimokita-engei.jp/)の展示(25〜30日)は、まちと植物を見つめる「まなざし」と育てて循環させる「手仕事」に光を当てます。この土地で育ったものをできるかぎりこの土地へ還していく営みに触れられます。
歩いて、聞いて。心を動かす時間も
体を動かしたい方には、自然とのつながりを歩きながら見える化するワークショップ「Connecting」(26日)を。さらに、実践者たちが人とまちの関係を語り合う全3回の無料トークも。登壇者や各回の詳細は申込ページ(Peatix)から確認できます。
お買い物やお散歩のついでに、自分なりの環境との付き合い方を、ほんの少し練習してみる。今年の6月は、そんなやさしい休日を過ごしてみませんか。
「環境の六月 2026」のステートメント

株式会社散歩社 代表取締役 内沼晋太郎氏より
開催概要
環境の六月 2026「手をかける、練習。」
会期:2026年6月8日(月)〜6月30日(火)
会場:BONUS TRACK(東京都世田谷区代田2-36-15)
主催:株式会社散歩社/環境の六月
助成:アーツカウンシル東京[地域芸術文化活動応援助成]
トーク申込(Peatix):https://peatix.com/event/5027471
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