お気に入りで何度も着た一着や、サイズが合わなくなってしまった思い出の服。手放すときに、ただ捨ててしまうのは少し寂しいと感じることもあります。身近なお店で「捨てない選択」ができたら、気持ちも少し軽くなりそうです。
株式会社しまむらは、4月6日(月)から4月19日(日)までの期間、しまむらグループ(しまむら・アベイル・バースデイ・シャンブル・ディバロ)で衣料品回収を実施します。取り組みは2024年に一部店舗で始まり、これまでに累計210トン以上の衣料品を回収してきました。今回は実施店舗を拡大し、より多くの人が参加しやすくなります。なお、沖縄県全店舗(21店舗)と金井店、対馬店、福江店は未実施とされています。
背景には、しまむらグループがESG課題のひとつに位置づける「商品廃棄ゼロの継続と進化」があります。販売する商品を最後の1枚まで売り切り、余剰在庫の廃棄処分を行わない体制を続けてきたうえで、今後は購入後に不要になった衣料品についても「廃棄ゼロ」を目指すために回収を行う考えです。環境への取り組みは「しまエコ」と名付けられ、ごみの削減や資源の再利用などを進めています。

「しまエコ」回収の仕組み(画像出典:PR TIMES)
回収された衣料品は、協業先の株式会社ECOMMITが運営する循環センターへ集約され、専門スタッフが状態を見ながらリユースとリサイクルに選別します。まだ着られるものは、ECOMMITの資源循環サービスPASSTO(パスト)を通じて国内外でリユースされます。着用が難しいものは、株式会社カイタックファミリーのMUDA ZERO(ムダゼロ)プロジェクトを通じて、服から服へのリサイクルにつなげるとしています。MUDA ZEROで再生された糸を使った商品は、2025年度からしまむらグループで販売していると案内されています。

「しまエコ」回収の概要(画像出典:PR TIMES)
回収対象は衣料品全般で、他社で購入した衣料品も含まれます。一方で、下着、靴下、靴、服飾雑貨(カバン・帽子など)、寝具類、革製品(合成皮革含)は対象外です。持ち込み前の洗濯が必要で、ポケットに貴重品が残っていないかの確認も呼びかけられています。濡れていたり著しく汚れていたりするものは回収できず、持ち込んだ衣料品は返却できない点にも注意が必要です。
一人ひとりが持ち寄る一着は小さくても、全国規模で積み重なると大きな力になります。クローゼットの整理が、そのまま資源の循環につながる。そんな仕組みが、いつものお店で広がっています。
【プレスリリース】しまむらグループ、4/6(月)より離島を除く全店舗で衣料品回収を実施!累計210トン以上を回収 | 株式会社しまむらのプレスリリース
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Circular Economy Hub 編集部
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