キッチンや浴室を掃除する際、気になるのが排水口などに発生したぬめり。そのまま放置しておくと不衛生なだけでなく、イヤなにおいの原因にもなってしまいます。しかし、直接触れて掃除するのはちょっと勇気がいりますよね。そこで今回はほとんど手を触れずにぬめりを取り除く方法や、ぬめりを防ぐちょっとしたコツについて解説します。
排水口や水回りのぬめりを取り除く掃除方法
そもそもぬめりが発生するのはキッチンなら野菜クズや食品の残りカス、浴室なら髪の毛や皮脂汚れなどをエサに雑菌やカビ、バクテリアなどが繁殖することが原因。湿度や温度もちょうどよく、少しのエサがあればあっという間に繁殖し、イヤなぬめりを生み出してしまいます。それではぬめりをできるだけ触らずに、少ない手間で掃除するにはどうすればいいのでしょうか。
重曹+クエン酸で浮かせて落とす!
重曹とクエン酸を組み合わせると炭酸ガスが発生し、ぬめりや汚れを浮かせて落とせます。やり方は簡単。重曹1カップとクエン酸1/2カップをぬめりが気になる箇所に振りかけ、上からコップ1杯ほどのお湯をまわしかければOK。ぶくぶくと発泡するので、そのまま10~30分ほどおき、最後にたっぷりのお湯で流しましょう。ナチュラル洗剤を使った安全で手軽な方法なので、毎日のお手入れにもぴったり。
酸素系漂白剤で落とす!
酸素系漂白剤も便利です。洗面器に40~50℃ほどのお湯を張り、その中に規定量の過炭酸ナトリウムを溶かして洗浄液を作り、よごれの程度に応じて30分から数時間つけおきするか、かけておくだけです。その後、たっぷりのお湯で流しましょう。
排水口や水回りのぬめりを防いできれいに保つコツ
せっかく排水口や水回りをきれいに掃除したら、できるだけぬめりが付くのを防いできれいな状態をキープしたいですよね。そこで、ちょっとしたコツで清潔に保つ方法をご紹介しましょう。
一日の終わりにしっかり乾燥させる
使い終えた後は蓋など排水口の外せるパーツを外して洗い、乾かしておくのがおすすめです。ぬめりの原因となる雑菌やカビなどは湿気の多い場所が好み。できるだけ空気に触れやすくすることで乾燥し、ぬめりが発生しにくくなります。ぬめりやすいシンクはキッチンペーパーを使って、水分を拭き取っておくとよいでしょう。
排水口には丸めたアルミホイルを入れておく裏技も
排水口に丸めたアルミホイルを2~3個入れておくと、水が流れるたびに細菌が嫌う金属イオンが発生し、ぬめりにくくなります。アルミホイルが水に接する表面積が多いほど、金属イオンが発生しやすくなるため、ふんわりとピンポン球くらいの大きさに丸めることがポイント。1か月ほどを目安に取り替えるのがおすすめです。ただしうっかり排水口の奥へ流してしまわないよう注意してくださいね。
イヤなぬめりはこまめにお手入れを
排水口や水回りに発生したイヤなぬめりは、重曹とクエン酸や、塩素系漂白剤を使うとほとんど手を触れずにすっきりきれいにできます。また、ぬめりや汚れが付着するのを防止するため、できるだけ毎日使い終えた後にお手入れすることも大切です。とはいえ、水回りの掃除はどうしても苦手という方も多いでしょう。家事代行サービスを利用し、定期的に水回りの徹底掃除を依頼するのもおすすめです。排水口や水回りのぬめりを除去し、清潔な状態をキープしたいですね。
(監修:曽我 美穂)
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