ミサワホーム株式会社が販売する、「CENTURY 蔵のある家 ZEH ADVANCE(センチュリー ゼッチ アドバンス)」が、2022年度省エネ⼤賞の製品・ビジネスモデル部門において省エネルギーセンター会長賞を受賞した。
同商品は、カーボンニュートラルの実現に貢献する住宅を目指して設計されたもので、約32坪程度(※CENTURY 蔵のある家 ZEH ADVANCEのモデルプランにおける、省エネルギー基準地域区分6地域の場合)から対応可能。
家庭部門のCO2削減に有効とされるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、エネルギー収支をゼロ以下にする家のこと)や、さらにその上の目標となるLCCM(エルシーシーエム、ライフサイクルカーボンマイナス住宅のことで、住宅の建設時、運用(居住)時、廃棄までの一生涯CO2の収支をマイナスにする住宅)を実現する住宅だ。
暮らしに応じて選択できる可変空間設計で、ダクト式エアコンやシェア空調による全館空調システム、再生可能エネルギーの自家消費率を向上する「LinkGates(リンクゲイツ)のAIマネジメントシステム」などを搭載。高い断熱性能や7.2kWの太陽光発電でLCCMの達成が可能である点など、省エネ性と環境性、住みやすさなどを実現できる点が高く評価された。
「LinkGatesのAIマネジメントシステム」は、過去の消費電⼒量と太陽光発電量、気象予測情報などから、AIが翌⽇の余剰電⼒量を予測し最適利⽤できるよう自動制御するIoTサービスだ。冷暖房や照明の遠隔操作や温湿度センサー・窓開閉センサーによる熱中症・防犯アラートといった機能も搭載している。
実際の暮らしに関する特徴を見ると、モデルプランで32〜42坪の自由設計、天井高3.3mに大開口窓でしっかりと採光されたLDKは分割も可能で、仕事や勉強、趣味など、さまざまな活動を家で行えるように配慮されている。2階の床下(キッチンの頭上)には広い収納空間も備えた。
住宅は1度建てたら向こう数十年と使い続けるものなだけに、ほんの少しの妥協が大きな影響となって返ってくる分野だ。間取りやデザインといった暮らしやすさと同じく、これからは環境にも配慮した家が必要となってくる。これからも住宅産業の新しい取り組みに注目していきたい。
【参照サイト】ミサワホーム株式会社
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斉藤雄二
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