富山市問屋町のサステナブル複合施設「トトン」、9月23日にオープン。カフェやDIYスペースもあり

富山市問屋町のサステナブル複合施設「トトン」

家具やインテリア全般の販売等を行っている株式会社米三(コメサン)は、サーキュラーエコノミーをテーマとした複合施設「トトン」を富山県富山市にオープンする。家具の回収からリペア、リユース、販売を中心に、さまざまな資源循環を体験できる場となるほか、DIYスペース、カフェやコワーキングスペースなども併設。誰でも気軽に立ち寄りながら、楽しくサステナブルを学べる施設となる予定だ。

富山市問屋町のサステナブル複合施設「トトン」

「捨てるをまわす、くらしをつくる。」をキャッチコピーに、「作り手と使い手」、「働くことと暮らすこと」の”間”を埋め、交流できる場としてオープンするトトンは、米三の物流配送センターの一部をリノベーションし、6つのエリアを内包する複合施設だ。富山で和箪笥のアップサイクルを行う「家’s」の伊藤さんも施設の立ち上げに参加しているというトトン。図面を見ながら、各エリアを簡単に紹介しよう。

富山市問屋町のサステナブル複合施設「トトン」
  • マテリアルライブラリー:米三が本社を置く富山県をはじめ、北陸中心とした各企業が持つ端材などが展示されるライブラリー。気になるマテリアルがあったら、企業の仲介も可能とのこと。
  • サーキュラーショップ:環境に配慮されたアイテムなどが並ぶショップスペース。端材や廃材などをアップサイクルして作ったエコバッグやアクセサリー、日用品から家具までさまざまな商品が販売される。
  • リペア・DIYスペース:回収した家具をばらした部品や端材などを使ってDIYができるスペース。材料持ち込みも可能で、工具や機材も完備、家具職人も常駐していて、アドバイスも受けられる。
  • コワーキングフロア:クリエイターやメーカーが集まるコワーキングスペースだ。会員制プランのほか、一般の一時利用も可能。
  • カフェ・朝ごはん:富山の食文化を体験できるカフェ食堂。地元食材を使った朝定食や本格和牛ハンバーグもメニューに並ぶとのこと。
  • フォトスタジオ:DIYしたアイテムや商品の撮影ができる予約制フォトスタジオだ。プロのカメラマンが常駐し、カメラ機材も完備。

開業日は2022年9月23日(金)、場所は富山県富山市問屋町、営業時間は10:30〜18:30となっている。各ブースのオープン時間や詳しい利用方法などは公式サイトを確認してみてほしい。

フォトブースが併設されている点などは非常にユニークではないだろうか。コワーキングスペースや食堂もあるので、1日かけてDIYしたオリジナルアイテムを撮影し、そのまま販売する「個人ショップ」の運営も、トトンですべて完結できそうだ。各ブースにスペシャリストが常駐し、アドバイスが受けられる点も魅力といえる。

サステナビリティに関心がある人はもちろん、インテリアを探している人、家具の修理やアップサイクルに興味がある人もぜひ立ち寄ってみよう。

【参照サイト】:トトン
【関連ページ】: アップサイクルやリユースで古い道具に新たな命を吹き込む。「家’s」が目指す空き家のゼロウェイスト
【関連ページ】:夏から秋におすすめ、2022年オープンのサステナブルなお出かけスポット5選! グランピングや体験型コンテンツも
【関連ページ】:SDGs・サステナブルイベントの探し方とおすすめ検索サイト6選

The following two tabs change content below.

斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。