今、流行中のキャンプ。キャンプ場は、普段とは全く違う非日常の空間です。自然に包まれリフレッシュし、行った後に元気になれるのが、最大の魅力です。また、道具を揃えてしまえば、ホテルなどに泊まる旅行よりずっと安く旅ができることや、子どもが自然のなかでのびのび遊べるというポイントも、多くの人に支持されています。
そこで、今回の記事では「初めてでもできるかな…」と心配な方向けに、経験ゼロからキャンプをスタートした筆者が、キャンプ場の選び方についてお伝えします。
1.キャンプ場のロケーションをイメージする

海キャンプでは、海に沈む夕日を見てのんびりすることも
まず決めたいのは、キャンプ場のロケーションです。それぞれのメリット、デメリットを簡単にご紹介します。
海の近くのキャンプ場
海の近くのキャンプ場は、比較的広いキャンプ場が多く、とても過ごしやすいです。また、虫が少ないのもメリットです。ただ、夏は暑く、海水を含んだ風にあたると身体がべたつくのがデメリット。海水や海の近くのべたつきが苦手な方には、湖や川がおすすめです。
川沿いのキャンプ場
川沿いのキャンプ場は、水遊びができるのが楽しく、特に夏場は少し標高が高いところだと、涼しくて気持ち良いです。ただ、大雨の後や、天候が不安定な時は水害の可能性が高まるので、十分注意を。
湖の近くのキャンプ場
景色が良く、比較的、広々としたキャンプ場が多いです。のんびりしたい方に特におすすめ。デメリットとしては、場所・季節によっては虫が多いことです。事前にキャンプ場に聞いておきましょう。
公園があるキャンプ場
子連れのキャンプは、遊具が充実した大きな公園があるところがおすすめ。たくさん遊んで、食べて、寝て…と外遊びを満喫できます。デメリットとしては、場所・季節によっては虫が多いことです。事前にキャンプ場に聞いておくと良いと思います。
山のキャンプ場
山のキャンプ場は、夏は涼しいのでおすすめです。ただ、特に山は天候の変化が大きいので、雨具や雨に備えた装備をしっかり準備しておきましょう。
2.人気のキャンプ場は予約も激戦!キャンプ場を探そう

数年前に行った、冬キャンプでの朝ごはん
キャンプ場は、自然そのものなワイルドなキャンプ場から、ホテルのような高規格なキャンプ場まで多種多様です。最近は口コミや予約サイトで人気のキャンプ場は、予約開始の数時間後には空きが無くなってしまうことも珍しくありません。今回は、そんな中から初心者におすすめのキャンプ場を選ぶポイントをご紹介します。
初心者向け体験イベントを開催しているキャンプ場
キャンプ初心者向け体験イベントを開催しているキャンプ場があるので、参加してみるのはいかがでしょうか?道具はレンタルでき、火おこしやテントの貼り方などもレクチャーしてもらえるので、初めての方にぴったりです。
グランピングができるキャンプ場
最近は、キャンプ用品や食事などがあらかじめ用意されている「グランピング」ができるキャンプ場も増えているので、まずはグランピングからスタートするのもおすすめです。
バンガロー・コテージがあるキャンプ場
大きいキャンプ場には、バンガロー、コテージがあることが多いです。寝るのはコテージで、食事はBBQをして…という感じで、手軽にキャンプ気分を味わうことができます。また、テントを張っているキャンパーの様子をみることで「自分がやるときは、どうなるかな?」と、次のキャンプのイメージトレーニングができます。
オートサイトがあるキャンプ場
キャンプ初心者には、車をサイト内に泊められるオートサイトがお勧めです。夜寝るときに食料などを車にしまえますし、雨がふったときにも荷物を車に避難させることができます。また、荷物を運ぶワゴンなどを準備する必要もありませんし、時間のかかる撤収のときにも荷物をトランクに詰め込めるので便利です。
区画サイトがあるキャンプ場
高規格キャップ場の中には、区画内に水道や電源付きのサイトもあるので、手軽にキャンプを楽しめます。また区画が決められていることで、テントやタープ、焚き火の位置などスペースの使い方を決めやすいので、キャンプ初心者にはお勧めです。
3.キャンプ場の候補を絞った後のチェックポイント

快適なキャンプに欠かせない炊事場
トイレがきれいかどうか
初めてのキャンプ場は、トイレがきれいなところを選びましょう。トイレが快適だったかどうかで、次のキャンプに行こう!という気持ちになるかどうかが左右されるので、しっかりチェックしましょう。
- 洋式はあるか
- 清潔か
- 虫はいないか
- テントを張る場所から、離れすぎていないか
水場の様子
トイレと同じくらい重要なポイント。快適に食器洗いなどができるかどうかがポイントです。ほぼトイレの際と同じですが、下記をチェックしましょう。
- 十分な蛇口があるか
- 清潔か
- 虫はいないか
- テントを張る場所から、離れすぎていないか
シャワー・お風呂の確認
個人的なおすすめは、近くのスーパー銭湯や温泉に行く方法です。広くて清潔で快適です。事前に、周辺にそういった施設があるか、距離や施設内の写真も含め、可能な範囲で確認しましょう。キャンプ場内のシャワーを利用したい場合は、シャワー施設の状況をしっかりチェックしておきましょう。
虫の多さ
季節によっても異なりますが、虫が多いと、本当に辛いので、虫の多さも可能なかぎり確認しておきましょう。※とはいえ、どこへ行くにも、虫よけスプレー、蚊取り線香は必須ですし、服装も長袖、長ズボンが基本です。
車の設置場所
テント設営場所のすぐ近くに車を置けるのが理想です。駐車場から遠いと、テントなどをカートに入れて持って行かなければならないので大変です。(ただし、その分、キャンプ場の利用料金が安くなることが多いです。)
キャンセルポリシー
当日までキャンセル料が無料のところもあれば、事前キャンセルは1週間前まで、といったところまで、多種多様です。しっかり確認しておきましょう。
いかがだったでしょうか?キャンプ初心者にとって、もっとも大事なのがキャンプ場選びです。この記事を参考に、初心者でも安心なキャンプ場を見つけて、キャンプにトライしてみてください。キャンプ場が決まったら、いよいよ具体的な準備を始めます。初心者でも安心!キャンプのススメ【後編】では、キャンプに必要な持ち物リストを紹介します。
【関連ページ】初心者でも安心!キャンプのススメ【後編】〜これだけは揃えたい、持ち物チェックリストを紹介

曽我 美穂

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