初心者でも安心!キャンプのススメ【後編】〜これだけは揃えたい、持ち物チェックリストを紹介

自然の中で美味しい食事を楽しみ、夜は焚き火を見ながら星空の下、静かな時間を過ごす…。そんな非日常的な時間を満喫できるところもキャンプの魅力です。キャンプに行こうと思ったら、まずはキャンプ場を探すところから始めます。キャンプ場選びについては、初心者でも安心!キャンプのススメ【前編】で詳細を説明しているので、そちらをご覧ください。

場所選びが終わったら、いよいよキャンプに行くための準備をします。まずは、必要なキャンプ道具を揃えましょう。キャンプの楽しみの一つでもあるキャンプ道具の準備。最新のアウトドアグッズやキャンプ飯の情報を収集しながら、アウトドアを満喫する気分を盛り上げていきましょう!

4. キャンプ道具を準備して、気分を盛り上げよう

キャンプ道具

こんなキャンプ道具があると気分が上がりますが、最初はなくてもOKです!

初めてのキャンプに、何を持っていけば良いのか分からない人は多いと思います。そこで、初めてのキャンプの際に持っていくべき、キャンプ道具を確認できる、持ち物チェックリストを作りました。

キャンプの持ち物チェックリスト(絶対に必要なもの)

  • テント(最初はレンタルでもOK)
  • 寝袋(夏キャンプは、なくても大丈夫な場所もあります)
  • 寝袋の下に敷くマット(ピンキリです。最初は、レンタルするのがおすすめ)
  • テーブル、イス(レンタル可能。外食で済ませるなら不要)
  • 料理道具(家にある料理道具を持っていくのもアリ。)
  • 食材・調味料
  • (キャンプ場のBBQサービスを利用する、簡単料理にすることにして、カップ麺や外食にするのも手です!無理しないのが一番!と個人的には思います)

  • 食器用洗剤
  • タオル
  • 着替え ※服装は、長袖&長ズボンが基本です。
  • 虫よけ、蚊取り線香(冬は不要な場合もあります)
  • チャッカマン

キャンプの持ち物チェックリスト(あると便利なもの)

  • タープ(レンタル可能。雨にそなえてあると便利!最近はタープ機能付きのテントもあります)
  • たき火台(直火のたき火NGのキャンプ場が多いです)
  • たき火用の薪(キャンプ場で売っていることもあります)
  • BBQ用のコンロ(わが家は七輪を利用しています)
  • カセットコンロまたはシングルバーナー
  • アウトドア用のクッカー(あると便利)
  • フライパンや鍋(我が家は自宅のフライパンやルクルーゼの鍋を持参しています)

キャンプ道具を揃えるなら

キャンプ道具を買いに行くなら、アウトドアショップが断然おすすめです。あくまで経験則ですが、アウトドアショップの店員さんは、アウトドア好きがほとんど。質問すると、いろいろ親切に案内してくれるうえ、経験に基づくアドバイスがもらえるので、心強いです。

なお、キャンプ用具は毎回、これが必要かも、と感じたものを少しずつ増やしていくのがおすすめ。その際は、アニメ、ドラマ化されているマンガ『ゆるキャン』を見てみましょう。道具やキャンプ場での過ごし方が描かれていて、イメージが膨らみます!

キャンプでは、想定外がたくさん起こります。これまでも、キャンプ場の散歩中に急に雨が降ってきて、カッパがなくてずぶぬれになったり、BBQ中に大雨が降り出し、タープの下、大雨を見ながら食べたり、テントの片づけを大雨の中ですることになったり…いろいろありました。

そんなキャンプを何回か経験していくうちに、必要なものがわかってきます。

5. キャンプの醍醐味、「キャンプ飯」のメニューを考える

キャンプご飯

自然の中で食べるといつもの朝食も特別なご馳走に!

オンラインや雑誌には、美味しそうな「キャンプ飯」の写真がたくさんあります。あれも作ってみたい、これも食べてみたいと、勢いでたくさんの材料を準備しないようにしましょう。キャンプ場といってもやはりそこは自然の中。自宅のキッチンのようにはいきません。そこで、無理せず気楽に「キャンプ飯」を楽しむために、押さえておきたいポイントを2つ紹介します。

  • 炊事場の場所・設備を確認しよう
    宿泊するコテージやサイトが必ずしも炊事場の近くとは限りません。炊事場が遠いにも関わらず凝った食事をたくさん作ると、夕食後に暗い道をランプで照らしながら、汚れた皿や鍋を持ってテントと炊事場を何往復もする羽目にも。また、キャンプ場ではお湯が使えないことも多く、その場合は油がついた鍋やお皿をすっきり洗い上げることが難しくなります。一方、高機能キャンプ場の中には、区画内に水道や電源タップを備え付けているところもあります。その場合は食事の準備や片付けの効率が格段にアップするので、思う存分「キャンプ飯」を堪能できるかもしれません。
  • ゴミ出しルールを把握しておこう
    滞在中に出たごみは、基本的にキャンプ場のルールに従い細かく分類し、そこで捨てられないものは持ち帰ります。キャンプ場によっては、出たごみは、すべて持ち帰りがルールというところもあります。その結果、夏場でも、持ち帰った大量のごみを次の収集日まで自宅で保管せざるを得ないことも。そうならないためにも、余計な食べ物は作らない、買わないをキャンプで実践してみてください。また、食べ残しをテーブルなどに置来っぱなしにすると、夜中に熊などの動物を呼び寄せてしまうことも…。余った食材は車の中に閉まうなど、外に出しておかないことが大切です。
  • 6. キャンプを通して感じたことを、大切に!

    焚き火

    キャンプの醍醐味の1つが、たき火。ぼーっと火を眺めていることが癒しになります。

    キャンプという非日常の空間で、いつも感じるのは「自然」の偉大さや「食べる・寝る」という普段は簡単にできていることに真剣に向き合っている、という実感です。星を見て眠りにつき、鳥の声で目覚める。それだけで「自分も、自然の一部だな」と感じられ、ちょっと大げさな言葉になりますが、自然や地球への感謝の想いが湧いてきます。私はそういう感覚や、いつも予想外のことが起きる楽しさにハマり、気づけば10年以上キャンプを続けています。

    キャンプのやり方に「これが正解」はありません。持ち物も人それぞれです。

    みなさんもぜひ、無理のない、心地よいスタイルを探しながら、このチェックリストの持ち物を参考に、キャンプに出かけてみてください!

    【関連ページ】初心者でも安心!キャンプのススメ【前編】〜キャンプ場選びで押さえておくべきポイントとは?

    The following two tabs change content below.

    曽我 美穂

    曽我 美穂(そが みほ)。2008年にエコライター・エディター・翻訳者として独立。雑誌やウェブサイトで編集、撮影、執筆、翻訳などをおこなっている。主なテーマはエコな暮らしやSDGs、環境問題。私生活では2009年生まれの娘と2012年生まれの息子の二児の母でもある。現在、富山県在住。個人サイト:https://sogamiho.mystrikingly.com/