株式会社土屋鞄製造所は、卒業後のランドセルのリメイクサービス「ランドセルリメイク」の申込受付を3月15日(金)より開始する。
リメイクできるアイテムのラインナップは、「ミニチュアランドセル」「タペストリー」「ランドセル型フォトフレーム」「ペンケース・キーチャームセット」「パスケース」の5種類。ランドセルの前段(名刺ポケット部分)を使った卓上カレンダーホルダーも、オプション(※要追加料金)で選択可能だ。
革製品の修理や無料回収、アップサイクルなど、サステナブルな取り組みにも力を入れてきた土屋鞄が実施しているランドセルリメイク。2024年度は以下の3回にわけて実施される。
- 第1回:2024年3月15日(金)10時から4月23日(火)
- 第2回:2024年7月1日(月)10時から7月31日(水)
- 第3回:2024年12月23日(月)10時から2025年1月20日(月)
対象は実際に使っていたランドセルで、卒業年度は問わずに申し込める。リメイクできるアイテムは、以下の5種類。価格はアイテムごとに1万〜3万円(税込・送料込)で設定されている。
【ミニチュアランドセル】
ランドセルによって異なるパーツを使いつつ、キズや傷みなど、本人が使ってきた風合いも残したミニチュアランドセル。アクリルケース付きで一生残る思い出になるだろう。
【タペストリー】
ランドセルのパーツをミニチュアサイズにして並べたタペストリー。ランドセルの元のデザインを落とし込み、実寸サイズの金具といっしょに飾っておける。
【ランドセル型フォトフレーム】
L版サイズのランドセル型フォトフレーム。入学式や卒業式の写真を入れて卓上に飾っておけるだけではなく、壁掛けにも対応している。
【ペンケース・キーチャームセット】
ペンケース・キーチャームセット。ランドセルの前ベルトやロゴを使用するなど、仕上げにもこだわっている。中学進学に引き継げる実用性の高いアレンジだ。
【パスケース】
L字形ファスナーのパスケース。ちょっとした小物を入れておけるサイズで、キーチェーンも付いている。中の鍵がカード類を傷つけないよう、ランドセルの背当て部分の生地を使用している、実用性の高い一品だ。
どれも元のランドセルのデザインや6年間使ってきた時間を大切に、土屋鞄の革職人が加工していく。
オプション料金3,000円(税込)で、ランドセル前段(名刺ポケット部分)を使った卓上カレンダーホルダーも追加注文可能だ。1年分のカレンダー付属で、翌年からはデータのダウンロードが可能とのこと。
同社ではほかにも、卒業後にランドセルの修理を請け負う「卒業後修理サービス」を今年度から開始している。使い終わったランドセルを兄弟や親戚に譲る「お下がり需要」に対応した、シンプルなサービスだ。ファスナーやベルトの交換、補色、ほつれなどが土屋鞄の高い技術力で再生されるため、こちらもぜひチェックしておきたい。
サーキュラーエコノミーの重要性が注目される昨今、一般生活者でもできるものから着目していくことが、いい循環を生み出すために必要なことではないだろうか。役目を終えたランドセルの処分に困っている人は、ぜひ検討してみよう。
【ウェブサイト】株式会社土屋鞄製造所
【関連ページ】土屋鞄が革製品のリユース事業をスタート。職人の技を感じるアップサイクル商品を販売
斉藤雄二
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