大量生産・大量消費の結果として、大量に廃棄されてしまう服たち––ちょっとした日常にも、わくわくしたり、キラキラしたり、心が晴れやかになる瞬間を与えてくれるファッション。しかしながら、ファッション産業は、エネルギー問題、土壌汚染、ごみ問題や労働問題など、世界規模で大きな課題を抱えていると言われている。
【参照サイト】環境省_サステナブルファッション
この課題を解決すべく、株式会社ウィファブリックは2024年夏、大阪に、「おいしい・たのしい・うれしい」体験で未来をつくる複合型店舗「SMASELL SUSTAINABLE COMMUNE(スマセル サステナブルコミューン)」をオープンする。
ウィファブリックはファッションの廃棄ロスを無くすため、最後の一点まで商品を届けたい企業と、お得に商品を購入したいユーザーをつなげる共創型オンラインアウトレットモール「SMASELL(スマセル)」を運営。
「ファッションをもっと楽しく持続可能なものに」を理念とし、アパレル業界で課題となっている廃棄課題に対して業界全体で真摯に取組むことで、ファッション本来の楽しさ表現しつつ、環境にも業界にも負荷をかけない持続可能な社会システムの実現を目指している。
鉄工所跡地の廃工場をリノベーションした施設には、同社が取り扱うアパレルのデッドストックや古着の販売に留まらず、インテリアからコスメ、フード、アート、音楽まで様々なサステナブルに取り組むブランドや企業が出展予定。サステナビリティやパーマカルチャーといったテーマを幅広く、「おいしい・たのしい・うれしい」というリアルな体験を通して体感できるのが魅力だ。
また、毎回購入するごとに希望する団体(地震の被災地・戦地の難民支援・森林保全団体等)に100円を寄付できる仕組みを構築。そして今後は、タレント・インフルエンサーとのコラボイベントなども行われる予定だ。
廃棄のない循環型社会を目指すアクションとして、楽しみながらサステナブルなアイテムやアイデアに触れられる、今までにない複合施設になりそうだ。
【インスタグラム】SMASELL Sustainable Commune|サステナブルを体験する複合施設
【関連ページ】「0円服の交換会」参加レポート。ファッションの楽しみ方は「買う・捨てる」から「貰う・あげる」に
mia
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