将来的に持続可能を実現できる「サステナブルファッション」が世間一般に浸透してきているが、そのなかには驚くほどの変貌を遂げた製品も存在する。今回紹介する世界初の帽子『アンブレラ バケットハット』も、そのひとつだ。
環境、動物、人に優しいファッションに関心を持つクリエイター・齊藤 明希氏が立ち上げたブランド「PLASTICITY(プラスティシティ)」から発売されるアンブレラ バケットハットは、なんと捨てられたビニール傘をそのままの状態で再利用している。
一見優しげな乳白色のハットに見えるが、生地には何層にも重ねてプレスし、強度と防水性を兼ね備えた独自の傘の生地素材を使用。傘が持つ防水性やメンテナンス性といった素材の特性を、最大限に活かしている。傘の素材らしく、水拭きができるメンテナンスのし易さも魅力で、雨が多い時期にもしっかりと水から頭を守れそうだ。
シンプルではあるものの、素材となるビニール傘の状態や組み合わせによって微妙に異なるデザインも特長のひとつ。素材の表情が異なるオンリーワンの製品で、お気に入りのアイテムにできそうだ。
日本では1年間で8,000万本も廃棄されているといわれる傘。分解しにくく、リサイクルが難しいといわれるビニール傘の素材を用いたこのハットを普及することで、PLASTICITYとタッグを組む株式会社モンドデザインは、世界的な問題であるプラスチック廃棄量の削減と購入者の環境意識の向上を目指す。
【ウェブページ】PLASTICITYの商品紹介
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河端 麻紀
愛知県で働く30代のフリーランスライターです。旅行関連の記事を得意としています。SDGsについては現在勉強中で、働きがいも経済成長も感じられる社会を目指しているところです。休日は映画鑑賞とジョギングを楽しんでいます。
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