スーツに見える作業着「WWS(ダブリューダブリューエス)」を手掛ける株式会社オアシスライフスタイルグループが、30代~40代男性の服選びの悩みを解決しつつ、ファッションロス削減にもつながる新ブランド「Macqlo(マックロ)」が、2024年3月7日から3月31日までの期間限定で、渋谷パルコ5階にリアル店舗「Macqlo 渋谷パルコ店」をオープンしました。今回は、そんな黒一色の品ぞろえで話題の店舗を取材した様子をリポートします。
男性客のほとんどが黒を買うのにショップにはカラフルなアイテムが並ぶ矛盾
Macqloはアイテムのすべてが黒という、黒一色のブランドです。ブランド設立のきっかけは、街中の男性で上下黒の衣類を着用している人が多いことに気がついたことだと言います。
そこで、30代~40代の男性1,000人を対象としたアンケートを行った結果、8割以上が衣類購入時に黒いアイテムを選ぶ傾向が強いことが明らかになったとのこと。実際、同社が展開しているスーツに見える作業着「WWS」でも、プライベート用のアウターや小物は黒から完売することが多く、中には「黒がないなら買わない」という人もいるのだとか。
そんな現状がありながらも、アパレルショップではさまざまなカラーバリエーションやシーズンごとのトレンドアイテムを多く展開しています。これは選択肢を増やして売上を高めつつ、視覚的に目立つ売り場を作ることができるからだそう。実際には、男性は女性に比べるとトレンドを追い求めたり、カラフルな色味を好む人はそう多くはなく、黒や白、グレーといったカラーをメインに選んでいくと言います。その結果、オーソドックスなカラー以外はセールに回ったり、売れ残って廃棄されたりすることが多いようです。
また、服選びにおいてはなるべく時間を短縮したいと考える男性も少なくないと言います。選択肢を黒一色に絞ると、店舗だけでなく普段の服選びにおいても時間が短縮できるので、タイムパフォーマンスの向上につながります。加えて黒のアイテムは流行に左右されることなく長く着用できるところも、男性に好れる理由の一つだそうです。
こうした男性客の真のニーズに応えるために、色の選択肢を需要の高い黒一色に絞り、飽きにくく高機能で長く愛用できるアイテムだけを取りそろえたのがMacqloです。そうした顧客ニーズを満たしながらも、大量生産・消費・廃棄といったアパレル業界の抱える課題の解決を目指しています。
オリジナルブランドは同じ布から作って廃棄を最小限に
「Macqlo 渋谷パルコ店」では、オリジナルの商品9型と、セレクトショップとして30ブランドから集めたアイテムが並びます。
オリジナル商品9型のうち8型は同じ布から作り、生産過程で使用されなかった残反生地の廃棄を極力抑えることに成功したそうです。体のラインを拾わないデザインなので、年齢を重ねたり、体型が変わったりしても着続けられるので、買い替えの頻度が減るのと同時に廃棄も防げて経済的です。
また、スーツに見える作業着「WWS」と同じように高い機能性を兼ね備えているところもサステナブルなポイントです。撥水、速乾、丸洗い可能、シワになりにくいといった特徴を持つオリジナルの機能性素材「ultimex(アルティメックス)」を使用しているので長い間着用できます。
渋谷パルコ店は3月末まで、6月からはMIYASHITA PARKで常設店も
「Macqlo 渋谷パルコ店」は2024年3月31日(日)までの期間限定ポップアップショップです。その後、同年6月からは同じ渋谷のMIYASHITA PARKで常設店が展開される予定です。
Macqloの取材を通して、男性の黒い服へのニーズを改めて知ることができました。今後は、渋谷というファッションの街から全国へと発信され、さらに注目を集めるのではないでしょうか。みなさんも渋谷を訪れた際に、黒一色のアイテムが並ぶ、Macqloに足を運んでみてください。
【参考サイト】Macqlo
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