出かけるとき、いつもカギを探していませんか。スマホや財布はすぐにみつかりますか。家や会社など、ところどころで探しものをするとなると、時間をムダにするだけでなく、イライラや自己肯定感を下げることにもつながります。
探しものに費やす時間をゼロに近づけられたら、簡単なエクササイズをしたり、本を読んだり、新しいことを始めたり、やりたいと思いながら後回しにしていることに手をつけることができ、生活の質が変わるのではないでしょうか。
そこで、この記事では、探しものの時間を減らすために、毎日使うものを探しやすくすることで、快適な毎日を過ごすコツをご紹介します。
もう探しものはしたくない!探しものをしなくなる方法
それではどうやって毎日使うものを探しやすくなるのでしょうか。答えは「定位置を決め、使った後は元に戻す」ことです。
毎日使うものの定位置を決めよう
早速、毎日使うもののなかでも代表的なカギ、スマホ、財布の定位置を考えていきましょう。
まずは、カギから。これは、玄関のドア裏や、靴箱の扉の裏にフックをつけたり、靴箱の上に小さなトレイを用意したりして、定位置を決めるといいでしょう。また、カギをつけるためのキーホルダーをバッグにつけてしまう方法もありますし、いつも使うバッグのポケットを定位置とするのも手です。キッチンやリビング、寝室などに、いつも持ち歩くものをまとめて置く専用のスペースを作るのもおすすめです。
カギのベストな置き場所も、生活習慣によって違ってくるため、自分にとって一番使い勝手の良い場所を決めます。決めたら、1~2週間のお試し期間を設けましょう。お試し期間には、決めた場所に戻せるか、戻すのにストレスを感じないか、ほかの場所に置いてしまうことがないか、自分の行動と気持ちを冷静に観察してください。できないことがわかったら、もう1度戻せる場所を探して定位置にし、お試し期間で様子を見ます。
お試し期間を経て定位置を決めたら、決めた場所に戻すことを徹底しましょう。必ず戻すと心に決めて戻す動作を繰り返します。習慣になってしまえば何も考えずにできるようになるので、新しい習慣が身につくのに最低でも必要だといわれている最初の3週間は努力しましょう。財布についても、カギと同じ要領で、帰宅後の定位置をひとまず決めたあと、お試し期間を設け、その定位置に戻す習慣を身につけましょう。カギと財布は外出時に使うことがほとんどなので、同じ場所に定位置を設けてもいいかもしれません。
定位置は1つとは限らない!
続いて、スマホやメガネなどよく動かすものの定位置を決めましょう。
スマホは、キッチンで動画を見て、リビングでSNSやメールをチェックし、自室で音声通話をしたりするなどして移動させることが多いです。メガネも、寝室のほか、顔を洗うときやシャワーを浴びる前には外します。
このように家の中で持ち運ぶことが多いものの定位置はどうしたらいいのでしょう。答えは、「部屋ごとに定位置を決める」です。寝る前にメガネを外したらこのトレイに置く、洗面所では鏡の前のスペースに置くといったように定位置を決めます。スマホはスマホスタンドなどを各部屋に置いておいてもいいかもしれません。決めたら必ずその場所に置きましょう。
この場合も、お試し期間を設けて、不都合があれば調整しながらベストな置き場所を探していきます。定位置を決めたら必ずそこに戻して、習慣がつくのを待ちましょう。習慣になれば歯磨きと同じで、何も考えなくてもいつもそこにある状態になります。これが、探しものの時間をゼロに近づけるコツです。
まとめ
毎日使うものが必要なときにすぐにみつかると、探しものをする時間がなくなるだけでなく、心に余裕が生まれ、ムダな出費もなくなります。この理想的な状態を生み出すために「定位置を決める」「定位置に戻すことを繰り返す」「習慣化を待つ」の3つのステップを踏みましょう。ポイントは、ストレスなく戻せる場所に定位置を決めること。探しものの時間を減らして、時間と気持ちに余裕のある穏やかな暮らしを手に入れましょう。
【参照本】3週間続ければ一生が変わる
森野 みどり
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