サステナブル・エシカルコスメのハンドクリーム8選!肌にも地球にも優しい

コスメ

こまめな手洗いが習慣になったことで、ハンドクリームの使用回数が増えた方も多いのではないでしょうか?使用頻度が高いアイテムだからこそ、環境に配慮したものを選びたいですよね。

しかし、何を基準に選べばいいのかは難しいところ。そこで今回は、成分も容器も環境に配慮した、おすすめのハンドクリームをご紹介します。

成分も容器も環境に配慮したおすすめハンドクリーム8選

1.WELEDA(ヴェレダ)ヒッポファンフルーティ ハンドクリーム

WELEDA

画像出典:WELEDA

オーガニックコスメのパイオニアとして知られるWELEDAの中でもおすすめなのが、「ヒッポファンフルーティ ハンドクリーム」です。なじみがよく、みずみずしくうるおい、使用後の肌はサラッとした感触。そのままパソコンやスマホを触れるので、オフィスシーンにぴったりです。

WELEDAでは植物原料のうち78%以上が認証された有機農法か、バイオダイナミック農法(化学肥料や殺虫剤を使わないことはもちろん、宇宙の力を取り入れ、地球と植物のリズムを考えて栽培することで、植物の力を最大限に引き出すことができる農法)、または認められた野生採集から調達しています。

容器や包装については持続可能な原料で製造され、使用後はリサイクル可能であることが理想と考えているWELEDA。100%達成には至っていませんが、リサイクルされた素材をできるかぎり使用したり、FSCに認証された外箱を可能な限り使用したりするなど、企業努力を続けています。また、一部店舗では2020年から容器の回収をスタートしました。

【公式サイト】WELEDA

2.Melvita(メルヴィータ)アルガンビオ オイルイン ハンドクリーム

melvitaアルガンビオオイルインハンドクリーム

画像出典:Melvita

Melvitaはフランスで最初にオーガニックコスメの認証を受けたブランドのひとつとして、サステナビリティと効果を追求してきました。化粧品を使うときも、使った後も、環境を汚染しないことを目指して製品をづくりを続けています。そんなMelvitaの代名詞ともいえるアルガンオイルを配合した「アルガンビオ オイルイン ハンドクリーム」は、オイルリッチなテクスチャーで、乾燥しがちな手肌をしっかりとうるおして保護します。自然由来成分を99%配合し、そのうちの27%はオーガニック成分です。

Melvitaがサステナビリティを追求する上で力を入れていることのひとつが、空き容器の回収や素材の再利用、プラスチック・紙の削減です。直営店では毎月21日〜30日の10日間、「エコ10days」と題してコスメの空容器を回収するリサイクル活動を行っています。なんと、Melvita以外の空容器も回収可能。化粧品の容器は処理の仕方に迷うものが多いので、この取り組みはとてもありがたいですよね。

【公式サイト】Melvita

3.Waphyto(ワフィト)ハンドクリーム アンワインド

waphytoハンドクリームアンワインド

画像出典:waphyto

日本初の植物バイオ療法化粧品ブランドであるWaphyto。製品には多くの植物由来成分が使用されていますが、その材料となる植物は、収穫サイクルにおいて自然の営みを優先することで、環境への負担に配慮しています。もちろん合成着色料、合成香料、パラベン、石油系界面活性剤、フェノキシエタノールは不使用です。

さらに、Reduce、Reuse、Recycle、Upcycleを掲げ、容器や販促物において、できる限り環境負荷の少ない選択を推進しています。プラスチックレスに向け、新たな再生化粧品容器 PCR(Post Consumer Recycled)の開発にも成功しました。そのほか、中目黒店、日本橋店ではWaphyto製品の使用済み容器の回収を受け付けています。製品は国内生産なので、海外製品に比べて輸送の際に排出するCO2を削減できる点でも環境にやさしいといえます。

そんなWaphytoのハンドクリームは、香り違いで3種類を展開。心に寄り添う繊細な香りはどれも魅力的ですが、一番のおすすめは、気持ちを浄化してくれるような清涼感がある香りの「アンワインド」です。クリームはべたつかないみずみずしいテクスチャーでスーッとなじみ、うるおいに満ちた透明感あふれる手肌に導きます。

【公式サイト】Waphyto

4.BAUM(バウム) アロマティック ハンドクリーム

baumバウムアロマティックハンドクリーム

画像出典:BAUM

「アロマティック ハンドクリーム」は、ハンドクリームとしては珍しい2サイズ(チューブタイプSサイズ、ジャータイプLサイズ)展開です。日本を代表する化粧品メーカー、資生堂から生まれたBAUM。もちろん、そのハンドクリームは使用感も折り紙付きです。樹木由来を含むさまざまな成分が角層深くまでうるおいで満たしながら、乾燥などから手肌を守り、すこやかな肌の生まれ変わりをサポートします。また、パラベン、シリコーン、合成着色料は不使用。90%以上を天然由来の素材から製造しています。

Lサイズの蓋には、木材が使用されていますが、実はこの木材、家具をつくる過程で出た端材を再利用しています。そのほか、パッケージに使用する一部プラスチック容器にはバイオPET※を採用。外箱にはFSC森林認証紙を使用するなど、環境へ配慮したパッケージづくりが行われています。
※ 植物由来のPETを配合

人にとっても環境にとってもやさしいうえ、洗練されたパッケージデザインのハンドクリームはプレゼントにもおすすめです。

【公式サイト】BAUM

5.BEIGIC(ベージック)クラシックハンド&ネイルクリーム

BEIGIC(ベージック)クラシックハンド & ネイルクリーム

画像出典:BEIGIC

2020年日本に上陸した、韓国発のヴィーガンスキンケアブランドBEIGIC。これまで以上に手洗いの頻度が増えたことで、手肌の乾燥や荒れに悩む多くの方から要望が寄せられて登場したのがこちらのハンドクリームです。

手と爪にうるおいとハリを与えるシアバターやパンテノールのほか、乾燥による肌荒れにアプローチするアデノシンを使用。そのほか、肌のキメを整え、なめらかでつややかに輝く肌へと導くグリーンコーヒーオイルを配合しています。このグリーンコーヒーオイルに使われているコーヒー豆由来成分をはじめ、BEIGICでは製品に使われている植物由来の原料はフェアトレードのものを採用。さらにクルエルティフリーで、環境面だけではなく倫理的にもこだわりを持って製造しています。

スッとなじみ、被膜感を感じにくいテクスチャーなので、家事や仕事の合間など日常のあらゆるシーンにフィットします。爽やかなボタニカルシトラスの香りは、合成香料を使わずベルガモット、マンダリン、セージのエッセンシャルオイルを使用。美容情報誌のベストコスメ受賞歴を持つ、使用感の良さとサステナブルの両方を叶えた、満足度の高いアイテムです。

【公式サイト】BEIGIC

6.LUSH(ラッシュ)スイートワイルドシトラス

LUSH

画像出典:LUSH

いまほどサステナブルという言葉になじみがなかった頃から、エシカルな行動を追求してきたLUSH。サステナブルだけでは終わらせず、リジェネラティブ(再生)な取り組みを行い、社会にも広めようとしています。「NO!動物実験」のショッパーが印象的なように、クルエルティフリーであることはもちろん、商品の半分がパッケージフリーで、容器はなんと100%リサイクル。使用後は容器を返却してもらうことで新たな容器に生まれ変わる、循環型の容器返却システムを取り入れています。

スイートワイルドシトラスは、オレンジをむいたあと手に残る香りを思わせる、フレッシュでみずみずしい香りが楽しめるハンドバームです。ベタつかず素早くなじむライトなテクスチャーで、毎日酷使している手肌をうるおいで満たします。使用しているオリーブ由来の2種類の乳化剤は、今までゴミになっていたオリーブオイル圧搾後の搾りかすをアップサイクルするなど、自然環境にも配慮しているヴィーガンアイテムです。

全ての商品がヴィーガンではありませんが、公式サイトでヴィーガンアイテムを検索することができるので、選ぶ際は参考にしてみてください。

【公式サイト】LUSH

7.MAKANAI(マカナイ)絶妙レシピのハンドクリーム

MAKANAI(マカナイ)絶妙レシピのハンドクリーム

画像出典:MAKANAI

MAKANAIは自然の恵みを取り入れることや、物を大切にする精神、シンプルで丁寧な暮らしなど、日本の文化や習慣からくる日本人特有の美意識をすみずみまで巡らせ、高い満足感とクリーンビューティーポリシーを両立させたコスメブランドです。

世界の化粧品市場の考え方をベースにした自社基準によって、肌や健康、地球環境に不必要と判断した、シリコンやパラベンなど13の成分を排除。パッケージや包装資材の素材には、バガス紙やFSC認証紙を採用するなどForest-Friendlyの考え方を徹底しています。

絶妙レシピのハンドクリームは、水のようにスッとなじみ、つけていることを感じないような自然なテクスチャーで、ハンドクリームのオイル感が苦手な方におすすめです。香りも3種から選ぶことができるので、好みやシーンに合わせて楽しむことができます。

ハンドクリームの容器には、プラスチックを使用しながら廃棄プラスチックを出さないシステムを導入した「リバースプラスチック容器」を使用し、再生プラスチックの完全循環型リサイクルを実現しました。リサイクルの過程でも水や洗浄剤を使わず、加工・輸送時のCO2排出を低い水準に抑えることで、周辺環境に及ぼす影響を最小限にしています。

【公式サイト】MAKANAI

8.STEAMCREAM(スチームクリーム)スチームクリーム

STEAMCREAM

画像出典:STEAMCREAM

スチームクリームは77通りの使い方を提案し、顔や身体の保湿はもちろん、化粧下地やメイク落とし、髪のアウトバストリートメントなど、頭から爪の先まで使うことができる万能クリームです。

ヴィーガン&クルエルティフリーであることも、発売当初から愛され続けている理由のひとつです。環境に配慮した効果のある原料を採用し、オーツ麦やアーモンドオイル、カカオバターなど植物由来の天然成分をふんだんに使用。肌なじみに優れた繊細なクリームは、高い技術を必要とするピュアスチームプロセスで職人が少量ずつ手づくりしています。

容器は軽量、耐食性の高さ、リサイクル率の高さから、アルミ製の缶を採用。パッケージは豊富なデザインやアートを取り揃え、選べる楽しさと個性を与えています。これは好みに合わせたパッケージを選べることで缶を捨てずに再利用してもらい、ゴミを削減する工夫です。このように、肌にも地球にも動物にもやさしい製品づくりをしています。

【公式サイト】STEAMCREAM

持続可能な世界の実現には、一人ひとりの日々の積み重ねがとても大切です。ハンドクリームは消耗品ですが、だからこそ、どのようにしてつくられているのか、どのような想いが込められているかなど、背景にも目を向けて選んでみてはいかがでしょうか。きっと使うたびに心までうるおしてくれる、お気に入りのアイテムと出会えるはずです。

【関連ページ】世界中で話題の「ゼロウェイスト」なライフスタイルとは? 

The following two tabs change content below.

永原彩代

広告の編集プロダクションにて編集・ライターを経験したのち、フリーランスへ。女性向けライフスタイルメディアでの編集を担当するほか、コスメライターとして複数のメディアで美容やサステナブル分野の執筆を行う。「毎日使う物こそ、サステナブルなものを使いたい」と環境に配慮したコスメを積極的に取り入れている。アロマテラピー検定・日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ、コスメライター資格取得