「アップサイクル素材を使った照明」採用のリノベーションマンション、東京都調布市に誕生

アップサイクル素材使用の照明を採用したリノベーションマンションが東京都調布市に誕生

エネルギー収支をゼロ以下にすることを目指した「ZEH(ゼッチ: ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」や、良好な状態で住み住み続けるための措置を講じた「長期優良住宅」など、エコハウスが注目を集めている。興味はあるものの予算や住む場所の都合で、なかなか着工までに至らない人もいるかもしれない。そんなときは、サステナブル家具や家電といったアイテムから検討してみてはどうだろう。

リノベーション物件を手掛けている株式会社コスモスイニシアは、アップサイクル素材を使った家具付きのリノベーションマンション「ライオンズヴィアーレ調布」を販売開始した。

今回採用したアップサイクル家具は、コーヒー豆で染めた張地を使用したペンダント照明だ。日常のものを素材や染料としてリサイクルするプロジェクトユニット「Hyle(ヒュレー)」、照明の企画から出荷までを一貫して行う株式会社アプロスらと協力して製作した照明で、既製品とは異なる独特な色味と風合いが魅力だ。

アップサイクル素材使用の照明を採用したリノベーションマンションが東京都調布市に誕生

ライオンズヴィアーレ調布は、東京都調布市にあるリノベーション物件。間取りは2LDKS(納戸)、専有面積は62.39平米、12畳のLDKに5畳の洋室が2間、4畳のサービスルームといった構成だ。LDKと5畳の洋室から出入りできるバルコニーは南向きにあり、しっかりと日当たりが確保されている。階数は「2階以上」なので、プライバシーも確保さできるのは安心だ。

京王線「調布」駅まで徒歩7分、京王相模原線「京王多摩川」駅まで徒歩13分、京王線「布田」駅まで徒歩13分と、交通機関へのアクセス条件も良好な物件となっている。

自動車や観光業などと並んで環境負荷が大きいとされるのが、住宅分野だ。とくに家は、一度建てたら向こう何十年と住み続けるだけに、大きな影響力を持っている。そう簡単に新しい住宅を取得したり建て直すことは難しいかもしれないが、小さなところから変えていくことなら比較的やりやすいだろう。

本アップサイクル家具は2022年4月に2件、その後さらに3件で採用されており、その独特な色合いや優しい灯りが好評とのこと。過去には間伐材を使った造作家具や廃棄品のタイルを再利用したキッチンなど、さまざまなアイデアをリノベーションに活かしてきた実績もある。今後の展開にも期待したい取り組みだ。


【参照サイト】株式会社コスモスイニシア
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斉藤雄二

「フレキシタリアン」を実践している静岡在住のWebライター。これまでモノ系、テクノロジー、サイエンス、ビジネス、ファッションといったジャンルで執筆してきました。趣味は読書とフィットネスと料理。最近は愛車のfiat500でドライブに出かけるのが楽しみです。