洗濯は生活を送るうえで欠かせない家事のひとつ。洗濯の工程の中でも7割を占める「すすぎ」をなくすことができる洗剤「アクロンスマートケア」が2月22日(水)に販売される。
通常洗剤には汚れを落とすための成分として「界面活性剤」が使われている。一般的な洗剤は、脱水後も界面活性剤が残るため、洗濯機で使用する場合は入念なすすぎが必要だった。
アクロンスマートケアは、界面活性剤の働きを強めることで洗浄力をアップした結果、洗剤に含まれる界面活性剤自体を減らすことに成功した。少ない界面活性剤でも汚れをすっきりと洗い流し、脱水後も衣類への界面活性剤残りが気にならないため、すすぎを大幅にカットすることができる。
実際に使用した場合を比較してみると、「洗濯時間の短縮」「節水・節電・CO2削減」「洗濯後のシワヨレ減少」の3つが大きな違いとして挙げられる。
【洗濯時間の短縮】
洗濯の7割を占める「すすぎ工程」を無くせるため、洗濯時間を大幅に短縮できる。
【節水・節電・CO2削減】
洗濯時間が短くなると、そのぶんだけ「洗濯用水」「洗濯機の稼働時間」が減り、節電や節水につながる。CO2排出量も減らせるだろう。
【洗濯後のシワヨレ減少】
3つ目は、「洗濯後のシワヨレ減少」だ。洗濯槽を回転させるすすぎは、やればやるほど衣類へのダメージが蓄積されてしまう。すすぎ工程が無くなって、最も効果を実感できるポイントかもしれない。
昨今ではレトロブームやヴィンテージ商品など、「良いものを長く使い続ける」という考え方が再評価されてきている。テクノロジー分野でも「修理」や「メーカー整備品」といったカテゴリが売れ行きを伸ばしているそうだ。
単価が低い洋服を頻繁に買い換えることに疑問を感じはじめ、改めて「お気に入りの服を、キレイに長く着たい」と考えるようになった人も増えてきたのではないだろうか。
大切な服を長く着続けたいと思っている人にとって、洗濯時間を減らせることで服のダメージが減らせるのは嬉しいだろう。気になる人は、ぜひ手にとってみてはいかがだろう。
【参照サイト】ライオン株式会社
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斉藤雄二
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