「MUJI 新宿」と「無印良品 新宿」が9月にリニューアルオープン!地球の未来を考えるきっかけにも

無印リニューアル

新宿地区の中心部に位置する「MUJI (ムジ)新宿」と「無印良品 新宿」が9月10日にリニューアルオープンする。リニューアル後、2店舗は未来に目を向けるきっかけづくりや、地域と連携しながら新宿エリアの発展や課題解決に取り組んでいく。

1980年の創業当時から自然とのよりよい関係を考えた事業活動を展開してきた無印良品。今回リニューアルオープンする「MUJI 新宿」と「無印良品 新宿」の2店舗を通じて、未来に目を向けるきっかけづくりから普段の暮らしを支える買い物まで、幅広く暮らしに役立つ場所となることを目指す方針だ。

新しい「無印良品 新宿」は新宿通りのインフラになることを目指し、化粧品や掃除用品、冷凍食品、日替わり弁当などの暮らしの基本となる日用品を拡充。新宿地区の無印良品で最大規模の食品、日用品売り場を展開する。店舗入口に、24時間利用可能な無印良品の自動販売機を5台設置するなど、軽食や飲み物から、マスク・歯ブラシなどのアメニティなど、必要な時にいつでも購入可能だ。

一方「MUJI 新宿」は、環境や社会の課題に目を向けた商品・サービスと、アート・デザインをテーマとした雑貨、家具に特化した旗艦店として大きく生まれ変わる。その中でも目玉となるのは無印良品最大の大きさとなる「ReMUJI(リムジ)」売場だ。無印良品が回収した服の中から、まだ着ることができるものを探し染め直しや洗い直しを施す。服は新たな価値を持つアイテムとしてReMUJIの売り場に並び、再び誰かの暮らしを彩る。

今回は、染色のカラーバリエーションが増え、藍色、淡色、墨黒などに染め直される。また、対象アイテムの拡大によって、今まで染めに回せていなかった素材や色も洗いなおして古着として販売する。さらに回収した衣料品の中でほつれや破れがあり、今まで規格から外れていたものに関してもパッチワークなどの加工を施して再商品化する。

ReMUJIに多くの人が参加できるよう、東京都内の店舗では不用となった衣料品の回収ボックスを設置する予定だ。廃棄物の削減や資源の循環化とともに、服を大事に着る価値観を共有していくという。

MUJI 新宿では、地球資源の循環化や廃棄物削減にも積極的に取り組んでいくという。不用になった無印良品のユニット棚のパーツや無印良品の紙袋、古本、保冷剤をリサイクルやリユースする取り組みのほか、傷や汚れ、色味によって店頭に並ばない商品を集めて販売する「もったいない市場」も常設されるそうだ。

また、食品ロス(フードロス)削減につながる取り組みとして、家庭で余っている食品を店舗で回収し、NPO団体を通じて必要としている方に届けるフードドライブを導入。店内レストラン「Café&Meal MUJI(カフェ アンド ミール ムジ)」では、今まで店頭のみで提供していたデリメニューのパック詰め販売を行う予定だ。調理で出た野菜・果物の皮などの廃棄食材をコンポストし、たい肥化するシステムも導入する。

他にも男女共用トイレの設置や車いすのアテンドサービスや、手話や多言語対応が可能なスタッフの配置によって多様なバックグラウンドを持つ人々にも対応していく。

地球環境や社会課題のみならず、地域発展にも大きく貢献することが期待される「MUJI 新宿」と「無印良品 新宿」。MUJI 新宿では、定期的に地域の作家やクリエイターを招き、アート・デザイン環境、社会課題をテーマにしたイベントも開催されるという。無印良品から広がるサステナブルなライフスタイルに、今後も期待したい。

【参照サイト】MUJI 新宿
【参照サイト】無印良品 新宿
【参照サイト】「MUJI 新宿」「無印良品 新宿」リニューアルオープンのお知らせ
【参照サイト】IDÉE

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Life Hugger 編集部

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