無印良品を展開する株式会社良品計画が2023年の新しい方針を発表した。
今までも化粧水などの空ボトルや、使いおわったタオルや服などの繊維製品、不要になった保冷剤などの回収を進めてきた無印良品だが、2月3日より、一部を除いた全店舗で、使わなくなったプラスチック商品の無料回収を開始する。スタート直後は無印良品のポリプロピレン商品、ポリエチレン商品からとなるが、将来的には他社製品も取り扱っていく予定だ。さらにリユースできる製品は、手直しして中古のものでも販売していくそうだ。
加えて、2月中旬より、バージンプラスチック(※新品のプラ素材だけを使って製造したもの)を使ったファイルボックスの代替商品として、紙を使った「硬質紙ファイルボックス」とリサイクルプラスチックを利用した「ポリプロピレンファイルボックス・ダークグレー」の販売を開始する。既存のバージンプラスチック製品と価格も同じにしていくとのこと。
また、良品計画は「家具は購入するもの」という基本的な考えはあるものの、「より良いものは人から人へと受け継がれ、メンテナンスして使い続けるもの」という文化も推奨しており、将来的に家具については、販売中心から月額定額サービスモデルへの転換を目指しているという。
2月3日(金)より、家具の月額定額サービスの対象商品を大幅に拡大し、35アイテムから最大72アイテムまで順次アイテム点数を増やしていくことが決まっている。
対象商品例を見ると、「木製ベッド」を購入した場合は19,900円(税込)かかるところ、定額サービスを4年で契約するとひと月500円(税込)だ。同様に「木製デスク」はひと月800円(税込)、キャビネットが600円(税込)といった価格設定となっている。
日頃から、安定した品質と価格で商品を提供している企業なだけに、プラスチック製品の無料回収や家具定額サービスの拡大は、大きな期待が寄せられるのではないだろうか。今後も同社の取り組みに注目していきたい。
【参照サイト】株式会社良品計画
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斉藤雄二
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