純オーガニックコットン製品専門ブランドの「メイド・イン・アース」が、和綿の栽培を呼びかける「和綿の種 ひろがるプロジェクト HOME GROWN」を開始しました。
このプロジェクトでは、明治時代まで盛んだった日本の綿花栽培の現状や、和綿の生産から消費までを学び、次世代へとつなげていくことを目的としています。和綿の種を守り、残していくために栽培し、ワタから紡いだ糸を使ったものづくりを体験することで、自給自足や地産地消を学びます。
明治以前の日本では各地で綿畑の風景が見られましたが、産業革命をきっかけに海外の安価な綿へのニーズが高まり、和綿は衰退していきました。しかし、海外の細く長い綿とは違って、太く短い和綿の繊維は日本の気候風土に合い、さまざまなものづくりに適している、魅力的な素材です。農薬や化学肥料を使わず、多湿な日本の環境にあったものづくりを考えながら、和綿を通して、SDGsやエシカル消費についても学んでいきます。

メイド・イン・アースでは、2000年に鴨川和綿農園の田畑健氏と運命的な出会いを果たしたことをきっかけに、今は亡き田畑氏の想いを受け継ぎ、日本で再び和綿栽培が活性化していくことを目指し、このプロジェクトを立ち上げました。栽培対象となるのは和綿の種のみで、外国産の種はNG。農薬や化学肥料を使わない、無農薬・有機栽培方法で行うことが、「プロジェクト参加のやくそく」で決められています。自宅のプランターなど、場所を問わず栽培できるワタ栽培は、個人から団体まで手軽に楽しめます。栽培で使う和綿の種はメイド・イン・アースの公式オンラインショップで購入できます。
プロジェクト期間中に定期的に開催される、自由参加のコットン勉強会&ワークショップでは、コットン栽培の現状についての講義や、糸紡ぎ・綿繰りなど、収穫した綿を使ったものづくり体験を通して、生産から消費までの過程について学びます。また、自給自足を楽しめる「栽培・収穫した和綿を使って、Tシャツを作って着よう!」という企画も予定されています。
ワークショップをはじめとする、プロジェクトの詳細や申し込み方法は和綿プロジェクト公式ページから確認できます。
100%地球製をコンセプトに誕生したメイド・イン・アースは、1995年の創業以来、環境や生産者、そして消費者などに安心できるものづくりを貫いています。今回のプロジェクトに参加することで、同社のものづくりに対する姿勢や和綿ならではの魅力に気づくのではないでしょうか。
【ウェブページ】和綿プロジェクト公式ページ
【ウェブサイト】メイド・イン・アース|オーガニックコットン製品と布ナプキン


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