家具のサブスクリプションサービスやオフプライスマーケットを展開する株式会社ソーシャルインテリアは10月4日(火)より、家具・家電のサブスクサービス「サブスクライフ」で、子ども用家具の取り扱いを開始した。
大人に比べ、成長速度が早い子ども用の家具や衣服は、ライフサイクルが早く、数カ月〜数年が過ぎれば不要になってしまうケースも少なくない。そのため、「とりあえず」で商品を選んでしまいがちになりやすい。
内閣府が過去に実施した「インターネットによる子育て費用に関する調査」によると、0歳〜6歳までの未就園児を含む未就学児1人あたりにかかる生活用品や衣類・雑貨費等は、平均で年間予算の10〜20%、多い時は30%近くになる家庭もあるとしている。
家計にとって決して軽くはないこれらの項目を、サブスクリプションにすることで、機能性はもちろん、デザイン性や安全性に優れた子ども用家具を選びやすく、使用後の処分にも困ることはないのが魅力だ。
取り扱いブランドは、2022年10月現在でLeander(リエンダー)、日進木工、Karimoku New Standard(カリモク ニュー スタンダード)、大雪木工など12ブランド。製品ラインナップは、幼児用ハイチェアからマットレス、デスク、ワゴン、テーブル、シェルフ、リトルチェア、遊び小屋まで幅広く取り揃えている。
木製家具が多く、角が取られ丸みを帯びたシルエットのものがほとんどだ。万が一商品を傷つけてしまっても、利用に問題ない範囲ならそのまま継続して使っても構わないとのこと。通常の利用範囲内と認められる傷・破損に関しては、追加請求・賠償にはならないようだ。
価格はハイチェアで月額約1,200円(税込)前後からとなっている。商品の購入価格を超えない月額料金とサブスク期間で設定しているとのことだ。
株式会社ソーシャルインテリアはほかにも、メーカーの遊休在庫や法人のリユース品の出品が可能なマーケット「サブスクライフ オフプライス」を展開しており、製品が循環するたびに、提供したメーカーやパートナーに収益の一部を分配する新しい取り組みも実践している。
新型コロナの影響によって加速した巣ごもり需要やファッションロス問題などもあり、家具や衣類のレンタルサービスが増えている。リユース・リサイクル市場も活発だ。所有するものとレンタルで済むものを上手く見極め、賢く利用していきたい。
【参照サイト】サブスクライフ
【参照サイト】インターネットによる子育て費用に関する調査報告書
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斉藤雄二
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