パラグライダーの聖地として知られる京都の亀岡市で、廃棄されたパラグライダー生地を利用して作られたHOZUBAG(ホズバッグ)が誕生しました。
京都府の中西部に位置する亀岡市は、国の天然記念物も生息する保津(ほず)川を有し、豊かな自然に恵まれています。市では、自然景観や生活環境、観光に影響を与える、海洋プラスチック汚染の原因となる海ごみを無くす取り組みを続けていて、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロのまちを目指す「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行っています。また、自然環境の保全と地域経済の活性化を一体的に取り組む「世界に誇れる環境先進都市」をめざしています。そのための取り組みのひとつが、ホズバッグのプロジェクトです。
亀岡市は、世界で10万人以上アクティブ競技者がいるパラグライダーの聖地として知られています。そんなパラグライダーは、安全上の理由で数年ごとに交換する必要があります。飛ぶ役目を終えたパラグライダーは行き場がなく、個人で自宅保管されるか、廃棄するしかない状況が続いていました。ホズバッグは、使えなくなったパラグライダーを回収・解体し、エコバッグとして生まれ変わらせた、サステナブルなアイテムです。
パラグライダーの生地は、軽くて丈夫という特徴があります。また、色もカラフルで、カッティングの具合によって世界にひとつしかないデザインになります。廃棄されたパラグライダーをアップサイクルしてできたホズバッグは、銀座ロフトや、THEATRE PRODUCTSオンラインショップなどで手に入ります。
資源循環だけでなく、地域活性化や雇用創出などさまざまな役割を担っている、丈夫で色鮮やかなホズバッグ。ぜひこの機会に手に取ってみて、プラごみゼロを目指す亀岡市の取り組みを応援してみてはいかがでしょうか。
【ウェブサイト】HOZUBAG
【ウェブサイト】THEATRE PRODUCTSオンラインショップ
森野 みどり
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